クックパッドが9日発表した2016年12月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前の期比77%減の9億3300万円だった。海外子会社の「のれん」の減損損失約35億円を計上したことや、連結子会社だった「みんなのウェディング」が持ち分法適用会社になったことに伴う費用の計上などが響いた。
売上高にあたる売上収益は168億円と26%増えた。運営する料理レシピサイト「クックパッド」の有料会員数が190万人を超えるなど、好調だった。同サイト向けに食品メーカーなどからの広告受注も伸びた。スーパーの特売情報の提供や、NTTドコモのグルメ情報配信サービスへのコンテンツ供給など新規事業も寄与した。
未定としていた年間配当は前の期と同額の10円とした。