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Tシャツなども作製 小田原市職員

新たに作製が判明したシャツやマウスパッドなど=小田原市役所で2017年2月9日午後4時2分、澤晴夫撮影

 神奈川県小田原市の生活保護担当職員が「保護なめんな」などとプリントしたジャンパーを作製した問題で、同市は9日、職員がほかにも「SHAT」などとプリントしたポロシャツやTシャツ、携帯ストラップなどを自費で作製していたことを明らかにした。「SHAT」は「生活」「保護」「悪撲滅」「チーム」の頭文字で、一部は保護世帯の訪問時にも着ていたという。

 市によると、ジャンパー作製が問題になったことを受けて調べたところ、職員らが、ポロシャツ(67人、延べ116枚)▽Tシャツ(54枚)▽フリース(4枚)▽半袖シャツ(4枚)のほか、携帯ストラップ、マグカップ、マウスパッド、ボールペンを作っていたことが分かった。

 マグカップやマウスパッドには、ジャンパーと同様に「不正受給する人はクズだ」との趣旨の英文も書かれていた。ジャンパーを作製した2007年以降、職場の一体感を高める狙いで作り、記念品などとしても利用していたという。

 市の日比谷正人福祉健康部長らは「不正受給を撲滅したいとの思いがあったようだが、みんなが不正受給しているとの誤解を招く不適切な表現だった」とし、使用を禁止した。

 ジャンパー作製を巡って市は日比谷部長ら7人を厳重注意としている。【澤晴夫】

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