アグサムでは新たなビジネスの創出にも挑戦する。「ハーベスト」は農業における「種まき→世話→収穫」になぞらえ、3段階で事業を育てる起業支援プログラムだ。日英のバイリンガルで実施し、海外からも参加者を募っている。16日までホームページ(http://agsum.jp/harvest/)で申し込みができる。
まず、第1段階の「種まき」であるハッカソン/アイデアソンを2月17~19日の3日間、虎ノ門ヒルズ(東京都港区)で開催する。起業家やエンジニア、デザイナーらに加え、農業が抱える現場の課題を熟知した先進的な農業従事者がチームを組み、テクノロジーを使った新しいビジネスアイデアを創出して農業や食などの課題解決に挑む。
ここで選抜されると、第2段階のアクセラレータープログラムに進み、3カ月間かけて製品やサービスの完成を目指す。先輩経営者や技術・マーケティングの専門家など様々なメンターによる指導を受ける。単独で取り組むより早く大きく成長する。
仕上げとなる第3段階「収穫」では、5月の本イベントで、ベンチャーキャピタリストや大企業の前で成果を披露する。事業提携や資金調達の機会になりそうだ。