MM総研は、2月9日に2016年1月〜2016年12月の国内携帯電話端末の出荷台数調査結果を発表した。
総出荷台数は前年比3.0%減の3606.1万台で、2012年から4年連続で減少。一方、スマートフォン出荷台数は2942.1 万台で2年連続増加し、2012年の3042万台に次ぐ過去2番目を記録した。
スマートフォンをのキャリア向け出荷台数は2676万台(前年比3.0%減)、SIMロックフリーは266.1万台(88.5%増)。フィーチャーフォン出荷台数は18.9%減の664万台で、2000年以降の統計で過去最低を更新した。
総出荷台数に占めるスマートフォンの出荷台数比率は81.6%(前年比3.6 ポイント増)、フィーチャーフォンは18.4%(3.6ポイント減)で、スマートフォン出荷台数のうちSIMロックフリーの比率は9.0%(前年比4.1ポイント増)となる。同社ではキャリアからサブブランドやMVNOへの移行が増加した結果と考察している。
2016年のメーカー別出荷台数シェア1位は2012年以降5年連続でAppleとなり、出荷台数は前年比7.3%増の1591万台で2年ぶりに増加。以下、2位はソニーモバイル、3位は京セラ、4位はシャープ、5位は富士通となった。
スマートフォン市場でのメーカー別出荷台数・シェアは1位がApple(54.1%)、2位はソニー、3位はシャープ、4位は富士通、5位は京セラとなっている。SIMロックフリースマートフォン市場では、シェア1位のASUSやFREETEL(プラスワン・マーケティング)などの出荷台数が増加している。
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