角津栄一
2017年2月9日07時51分
震災で甚大な被害を受けた岩手県大船渡市三陸町の越喜来地区で、津波にのまれながら耐え抜いた1本のポプラの木がある。がれきの中でぽつんとそびえ立つ姿から「ど根性ポプラ」と呼ばれるようになった。このポプラの周辺でこのほど、多目的広場の整備が始まった。地区の住民らは、復興のシンボルとして集いの場になればと願っている。
高さ約27メートルのポプラが立つ周辺は震災前、地区の中心部だったが、浸水区域で居住できなくなった。
広場の用地は、高台移転に伴って市が買い取った土地と、隣接する民有地を市が取得する土地を合わせて約2400平方メートル。今年度中に測量と実施設計を終えて、来年度に入ってから着工する予定だ。広場には東屋やトイレを整備し、維持管理は地区住民が担う。
越喜来地区震災復興委員会事務局長の鈴木健悦さんは「津波に流されず、今も力強く生き続けているど根性ポプラは、越喜来の住民にとって復興まちづくりのシンボル的な存在。地域で守っていきたい」と話す。(角津栄一)
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