韓国の経済外交担当者「トランプ政権の対韓姿勢は白紙」

申斉潤国際金融協力大使「『良い下絵』描けるよう力入れていく」

韓国の経済外交担当者「トランプ政権の対韓姿勢は白紙」

 「韓国は北朝鮮問題があるので、経済的な観点だけで見てはいけないということをトランプ政権に知らせようと思う」

 外交部(省に相当)の申斉潤(シン・ジェユン)国際金融協力大使(59)=写真=は7日、「早ければ今月末にも米国を訪問する予定だ」として、上の通り述べた。金融委員長を務めた経験のある申斉潤氏はトランプ政権の為替レート・通商政策に対応するチャンネルなどの経済外交的役割を担い、先月31日に任命された。任期は1年で、さらに1年延長可能だが、無報酬の名誉職だ。

 申斉潤氏は「トランプ政権は北朝鮮に対する原則以外は韓国関連の見解が決まっていない。今後、米国が韓国に対して『良い下絵』が描けるよう、力を入れていく。李明博(イ・ミョンバク)政権時代に企画財政部次官補(国際業務管理官)を務めた時、米ブッシュ政権の主要ポストにあった人物や外郭の関係者と親交を築き、これまで維持している。両国関係を友好的にしていくことに力を尽くす」と述べた。

 また、米国が韓国を為替操作国に指定する可能性については、「韓国を為替操作国に指定すれば、北朝鮮問題のために米国の経済的意図とは異なり、とんでもない副作用が起こり得ることを説明しようと思う」と言った。

 申斉潤氏は第24回行政考試に首席で合格した元財務官僚。財政経済部国際金融局長、企画財政部国際業務管理官と第1次官、金融委員長、国際資金洗浄防止機構議長などを歴任した。

キム・ウォンソプ記者
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