Windows 転送ツールを使ってユーザープロファイルをコピーする
Windows 7 RTM版で、ユーザプロファイルのコピー が途中で先に進めなくなる不具合があり、別の方法を考えていて Windows 転送ツール を使うことをふと思いつきました。
このツールは、今まで使っていた PC から新しい PC にデータや設定を移行するためツールですが、同一PC上であるユーザーの設定を別のユーザーにコピーすることもできます。しかも、ユーザープロファイルのコピーではメールのデータや設定は別途移行する必要がありましたが、転送ツールならばそれらもツールが移行してくれるので、こちらの方が便利だと言えるでしょう。
ステップ1:ユーザープロファイルのコピーを保存する
スタートボタンをクリックし、「すべてのプログラム」−「アクセサリ」−「システムツール」−「Windows 転送ツール」をクリックします。
ようこそ画面は読み飛ばし、転送する方法として「外付けハードディスクまたはUSBフラッシュドライブ」を選択します。実際には、外付けハードディスクではなく内蔵の Cドライブに保存することも可能です。
「これは今までのコンピューターです」をクリックします。このあと全ユーザーと共通項目のデータのスキャンが始まるので、しばらく待ちます。
スキャンが終わり転送する内容を選択する画面に切り替わったら、コピー元のユーザー以外のチェックはすべて外して [次へ] をクリックします。
パスワードは必須ではないので、入力せずに [保存] をクリックすると、「転送ツール ファイルの保存」ダイアログが表示されます。データを保存するフォルダーを選択して [保存] をクリックします。
保存されたら、[次へ] と進んでいって一度 Windows 転送ツールを終了します。
ステップ2:保存した内容を別のユーザーに引き継ぐ
再度 Windows 転送ツールを起動して同じ手順で先に進み、現在使用しているコンピューターの画面になったら「これは新しいコンピューターです」を選択します。
上の手順で保存済みなので、「はい」をクリックします。
保存しておいたファイルを選択して [開く] をクリックします。
「共通項目」にチェックがついていたら外し、ダイアログの右下の「詳細オプション」をクリックします。
「詳細オプション」ダイアログが表示されたら、新しいコンピュータ上のユーザーアカウントのドロップダウンリストでコピー先のユーザーを選択します。「ユーザーの作成」をクリックすれば、新しいユーザーを作って指定することもできます。ユーザーを選択したら、[保存] をクリックします。
元の転送ツールの画面に戻るので、[転送] をクリックします。
転送が完了すると画面が切り替わり、転送された内容の確認をすることができます。
「Windows 転送ツール レポート」が起動し、転送したユーザーアカウントの数、ドキュメントの数、プログラム設定などを確認することができます。