最大野党の前代表、支持率で独走…韓国大統領選

読売新聞 / 2017年2月8日 7時32分

 【ソウル=中島健太郎】 朴槿恵 パククネ 大統領の次を争う韓国大統領選に向け、左派の最大野党「共に民主党」の 文在寅 ムンジェイン 前代表(64)が支持率で独走している。

  潘基文 パンギムン ・前国連事務総長の不出馬で保守陣営の有力対抗馬が不在となったため。「1強」の文氏は、反日・親北朝鮮姿勢を強め、北東アジアの新たな不安定要因として浮上している。

 1日の潘氏による大統領選不出馬表明を受けた東亜日報の世論調査(3~4日)で、文氏の支持率は昨年12月より6ポイント高い28・7%、聯合ニュースとKBSの調査(5~6日)では同8ポイント高い29・8%となり、他候補を引き離している。

 潘氏は保守、中道、左派を糾合して文氏に挑もうとしたが、与党セヌリ党、同党から離脱して発足した保守の「正しい政党」、中道の「国民の党」との選挙協力体制作りで挫折した。

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