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 ファミリーレストランのジョイフル(大分市)が、店舗のリニューアルを加速する。改装店舗では、ファミリー層が増え、客単価が向上。「メニューを改定するより業績改善の効果が大きかった」(国吉康信営業本部長)という。

 8日の決算発表で明らかにした。ジョイフルの看板は、これまで黄色地に赤字だったが、新店舗では木目地に白文字へ変更。全体的に「落ち着いた印象で入りやすい雰囲気」(幹部)を心がけた。分煙も徹底。2015年に約10店、16年に約60店を改装。17年は40億円超を投資して150店近く改装する。21年末までに全店(16年末で782店)に広げる計画だ。

 同日発表した16年12月期決算は、売上高が前年比2・7%増の645億円、純利益が37・2%増の14億円だった。増収は3年連続、増益は4年ぶり。(角田要)