昨日の記事、「夢を見た」っていう話から始まっていますが、私はうつの調子のよくない時は毎晩、何かしらの悪夢を見ています。起きてたぶん1分くらいはその内容を覚えているんですけど、書きとめる時間もなくスーッと内容だけはほとんど忘れて(登場人物くらいは覚えているときがある)、イヤーな感覚だけが残ります。起きたら疲れています。寝る前に飲んでいる薬の副作用なんですが、これがないと眠れない。不便です。
この悪夢っていうのが(内容は思い出せないけど)長すぎる気がするんですよね。レム睡眠をしていると思われる間、いや、寝ている時間よりも長い間、夢を見ていたような気がする時があります。気がするだけですよ。
これって仮の話ですけどね、「夢を覗く装置」なるものがあるとして、その夢を起きている人が見たら、ビデオを早送りにしてるように見えるのかな、とか今考えてたんですよ。要するに、いらんことを考えていました。ガキの妄想ですね。
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その早送りの世界を、寝ている私はいつもの時間感覚のように見ている。これがなんかヘンな感じがしたんですよ。また仮の話ですが、逆に、夢の中の私が「現実を覗く装置」なるものをもっているとして、それで現実を覗いたら、そこにはスローな世界が広がっているのかと。
そういえば危機が迫った時や、極度に集中力が高まったら世界がスローモーションで見えるっていうじゃないですか。あれに近いのかな。悪夢だから夢の中でずーっと危機に陥ってて、長い長い夢になるんですかね。そりゃー起きたら疲れてて当然ですね。
良い夢って見た記憶がないですけど、それも体感で長いんでしょうか。ここまでの推論でいくと長くないのでしょうね、危機じゃないから。ちょっと気になるところです。もし良い夢を、寝ている時間より長く感じるくらい見ていられたら、たぶん私はずっと寝ていようとすると思います。なんという逃避願望でしょうか。そのうちどっちがどっちかわからなくなったりするかもしれません。
私が生きている間には望みの薄い話かもしれないですけど、人はそのうち誰も働かなくてもよくなる時が来るかもしれません。経済学者のケインズは、こう述べています。
経済問題は人類の恒久的問題ではない
「経済問題」が「解決」されたとき発生するであろう、膨大な、気の遠くなるような「ヒマ」に人は何をするんでしょうね。私は好きなだけ、良い夢を見ながら眠ってみたいです。良い夢見た記憶がないので。