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 2025年の国際博覧会(万博)の大阪誘致を榊原定征・経団連会長が率いることになった。政府や大阪府は、榊原氏の誘致委員会のトップ就任で、経済界も含めた「オールジャパン」体制の誘致活動に期待を寄せる。一方、榊原氏は開催実現への責任を負うとともに、資金調達などの課題への手腕も問われる。

 「万博誘致はオールジャパンで取り組む必要がある。ぜひ誘致活動をひっぱっていただきたい」。7日夕、東京・大手町の経団連会館。榊原氏に対し、世耕弘成経済産業相はこう語り、大阪府の松井一郎知事とともに頭を下げた。

 榊原氏はその場で受諾し、「なんとしても誘致を勝ち取っていきたい。国を挙げて推進体制を作ることが大事で、経団連も後押しする」と語った。

 世耕、松井両氏が榊原氏に依頼したのは、開催には経済界の支援が欠かせず、民間の人脈が招致活動の武器になると考えたからだ。

 万博の開催地は、博覧会国際事…

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