ヒッチコック、コッポラ、黒澤… なにを見ればいいかわからない「名作ありすぎる問題」に挑む
ニコニコ生放送の人気番組「山田玲司のヤングサンデー」。今回は12月24日放送の「『セカイ系の終わりと乱世の幕開け(俺たちこそがローグ・ワン!?)〜レイジ的2016総括&みんなで選ぶヤンサンGP!!』中2ナイトニッポンVol.23」の内容を書き起こしでお届けします。
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山田玲司のヤングサンデー > 『セカイ系の終わりと乱世の幕開け(俺たちこそがローグ・ワン!?)〜レイジ的2016総括&みんなで選ぶヤンサンGP!!』中2ナイトニッポンVol.23 2016年12月24日のログ
- スピーカー
- 漫画家 山田玲司 氏
構成作家 乙君 氏
しみちゃん 氏
演出家 久世孝臣 氏
漫画家 だろめおん 氏
コンテンツのソムリエはきっかけを与える
乙君氏(以下、乙君) まず映画もアニメも、小説もそうなんだけど、名作がありすぎる問題なんですよ。 山田玲司氏(以下、山田) そうそう。 乙君 自分がどういうのを見たいかというのもわからないうちに、もうありすぎて逆に見たくないというか。『スター・ウォーズ』とかも全部見るのめんどくせえなとかもあるし。 山田 『ロード・オブ・ザ・リング』とかさ。 乙君 あと、「ヒッチコック見ろ」だの、「コッポラ見ろ」だの、「黒澤見ろ」だの、いっぱいあるじゃないですか。 山田 それもう1個前になると、トリュフォー問題出てくんじゃん。 乙君 あ、フランソワ・トリュフォー。 山田 「フランソワ・トリュフォーとかヌーヴェルヴァーグを見とけ」みたいなのあるんだけど、もうだんだんクラーっとしてくるじゃん。 乙君 そうそう。 山田 で、「タルコフスキー見たか?」みたいな。(いびき)「ンガー」みたいな(笑)。 乙君 なるなる(笑)。タルコフスキーは、出た時点で、俺も「ンガー」みたいになる。 山田 「起きろ、起きろ!」。 久世孝臣氏(以下、久世) 美しいよ。 山田 美しいね。美しいのはわかるんだけど、眠い、みたいな感じ。 山田 (コメントにて「ゴダール」)ゴダール、ゴダール。そうそう。(「フェリーニもね」)フェリーニもそうです。 乙君 いや、それも絶対いいに決まってるんですよ。だけど、やっぱり(作品が)ありすぎるんだよね。お笑いもそうだし、漫画もそうだし。映画だけだったら別にいけるけど。ねえ、『ケンガンアシュラ』読んで、『Bバージン』読んで、それでもう1年終わっちゃうので。 山田 「見たいときに見ればいい」っていうコメントあったけど、まったくそのとおりなんだけど、そのきっかけは誰が与えるのかって話なの。 乙君 そう。見たいときに見ればいいんだけど、そのときに見たいときに見るときに、「少しでもおもしろいのがいいじゃない?」という話になってくる。贅沢だけど。 山田 そう。そのときにソムリエが「1964年ものでございます」ってやって。 乙君 そうそう、そうなんですよ。 久世 ちょっとテイスティングさせてもらっていいですか?(笑)。 山田 「ああ、どうぞどうぞ。回して、回して」みたいな(笑)。 乙君 歯茎で味わうんですか? 山田 うるさいよ。お前ら『神の雫』読んでるな(笑)。 (一同笑) 山田 そういう流れきてるなみたいな。で、それで思いました。 乙君 はい。
映画史について解説する回を
山田 俺、過去のコンテンツがあまりにも膨大すぎて、大学時代に勉強し直した時期があるわけよ。それで、エイゼンシュテインだっけ、なんだっけ? 映画がはじめてできて、それで『メトロポリス』とかあのあたりからカットとかが変わるようになったとか、パンできるようになったとか、いろいろあってさ。 「ここでこれが変わった」みたいなさ。ハリウッド黄金時代があり、ゴダールが現れ、ヌーヴェルヴァーグとニューシネマが現れ、みたいな。そのあとにスピルバーグが現れてまた変化するみたいな、こういう一連の流れがあるわけだよ。 (乙君に)あんたは、殷、周、戦国、明みたいな、そういうの得意だけど。 乙君 飛ぶね、明まで。漢どこいったの? (一同笑) 乙君 漢、宋、梁……。 山田 そういうクロニクルが映画にもあるわけだよ。そこを一応ざっくりとでも知っておいたほうがアーカイブしやすいというのがあってさ。ものすごく詳しい人はいいんだよ。町山さんのやつとか見ればいいんだよ。だけど、「ついていけないっす」「もうさすがに本多猪四郎の話を2時間も見れません」みたいな人いるからさ。だから、それだったら俺がざっくりと誰でもわかるように流れだけでも、という回をやりましょう。来年(2017年)。 乙君 あ、やりますか。 山田 やりましょう。映画。 久世 それはいいと思う。 山田 ざっくり映画クロニクルみたいな。よくない? 乙君 けっこう今まで時代とか、その人のあれとかはありましたけど 山田 ついつい「これヌーヴェルヴァーグだからさ」みたいのを言っちゃうじゃん? 乙君 言っちゃう。わかんない。 山田 「ヌーヴェルヴァーグってなんじゃい?」って話。 久世 わかんないの? 乙君 わかんない。「なんじゃい?」と。 山田 知らないでしょ。ヌーヴェルヴァーグをね。じゃあ、ヌーヴェルヴァーグっていつの時代に始まって、誰が起こしてどういう影響を与えたのか、どんな作品だったのかっていうのを、ざっくりでいいから解説するという回をやろうかなと思ったのが。 乙君 (コメントにて)「めっちゃ見たい」って。 山田 本当に? ちょっとそういう……。 乙君 (コメントにて)「つまり、今までどおりだぁあ!」って。 山田 マジか(笑)。 乙君 対象が変わるだけだよね(笑)。 久世 どこからいくんですか。無声映画のところからいくんですか? 山田 いや、ざっくり何回かやって。それで、「今回はここはここを中心に……」みたいなのをやろうかなと。手伝って。 久世 やりましょう。 山田 よし、やろうぜ。 久世 リュミエール兄弟からやりましょう。 山田 リュミエールから? 久世 そうそう(笑)。 山田 やるか。 乙君 ディアゴスティーニか。 山田 一種のね。 乙君 わかりました。それを来年みなさん楽しみにしてください。
※続きは近日公開
山田玲司のヤングサンデー
漫画家・山田玲司が多彩な経験と圧倒的な知識を元に「テレビでは語られない角度」で恋愛、社会問題、漫画、映画、音楽、人生とは何か? などさまざまな問題を斬っていきます。