「在日は苦労」 民団代表が韓国外相に釜山少女像の移転を要請

 在日韓国人の代表的団体である在日本大韓民国民団(民団)の呉公太(オ・ゴンテ)中央本部団長が6日、「釜山の(日本総領事館前にある)慰安婦を象徴する少女像を移転してほしい」と語ったことが分かった。

 これは、呉公太団長が同日午後、ソウル市内の外交部(省に相当)庁舎で尹炳世(ユン・ビョンセ)長官に会い、「今の韓日関係の悪化で在日同胞らは苦労が多い。商売がうまく行かず自殺した同胞もいる」として述べたものだ。民団の代表団はこうした状況を知ってもらおうと訪韓、尹炳世長官のほか国会議員らとも会う予定だという。

 呉公太団長は「(2012年に)李明博(イ・ミョンバク)前大統領が独島(日本名:竹島)に行ってから5-6年間はとても苦労した。その後、徐々に(韓日関係が)良くなっていた中でこのようなことが起き、我々も心配している」と語った。韓日慰安婦合意や釜山少女像の移転に対しては韓国国内の反対が多いことについて、呉公太団長は「機会があれば説明したい。在日同胞としてその部分は実に難しい」と述べた。

金真明(キム・ジンミョン)記者
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