県のホームページ（ＨＰ）の一部がサイバー攻撃を受け、改竄（かいざん）されていたことが分かった。県は一時的に当該ＨＰを閉鎖、新たに作成し運用を再開した。個人情報などの漏洩（ろうえい）はなかった。

　攻撃を受けたのは世界遺産課の「富岡製糸場と絹産業遺産群」を紹介したもの。「お知らせ」をクリックすると改竄されたページが表示され、ハッキングを宣言する英文や中東で領土問題を抱えるクルド人自治区の旗が表示されていたという。総務省を通じ内閣サイバーセキュリティーセンターから５日に通報があり発覚。翌６日に復旧した。

　使用するソフトウエアの脆弱（ぜいじゃく）性を狙われたとみられ、丸川珠代五輪相のＨＰや福井県立病院など全国各地で同様の被害が出ている。県は最新ソフトウエアを導入し対策をとった。