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鴻海も出資に名乗り…シャープと相乗効果

東芝本社=東京都港区芝浦で、本社ヘリから

 東芝が分社化する記憶用半導体フラッシュメモリー事業への出資企業を選ぶ入札に、台湾の電子機器受託製造大手、鴻海(ホンハイ)精密工業が名乗りを上げていることが7日、分かった。関係者が明らかにした。入札には、ハードディスクドライブ大手の米ウエスタン・デジタルなど10社近くが手を挙げている。

 鴻海は昨年8月にシャープを買収した。鴻海は自社では半導体を生産していないが、シャープが広島県で生産している。また、シャープが、現在最も高画質な4Kテレビよりさらに画質が鮮明な8Kテレビの先行開発を進めており、鴻海は東芝の半導体事業を取り込めば、シャープの液晶事業などとの相乗効果が見込めると判断したとみられる。

 東芝は2017年3月期に米原子力事業で6800億円程度の損失が発生する見込みとなり経営危機に陥っている。債務超過を回避するため分社化した半導体の新会社に20%弱の外部出資を仰ぎ、2000億~3000億円を調達、財務基盤の強化を目指す。東芝は各社の提案を踏まえ、2月中にも出資企業を選ぶ方針だ。【久野洋、小川祐希】

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