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今回も続いて「咳・痰が出る-3」のご案内です。
前回は咳に効くカリンをご紹介しましたが、今回は咳・ゼンソク・百日ぜきに効く、ナンテンをご紹介します。
その利用方法は、水200~400mlに乾燥した果実3~6gを入れて、半量になるまで煎じます。
(百日ぜきの場合には、ナンテンの量を2~4gに減らします)
この煎じ汁を一日量として、3回に分けて服用します。
汁は苦味みがあるので、甘草3~6g(ナンテンの実と同量)を加えると、飲みやすくなり薬効も良くなります。
甘草のない場合は砂糖かハチミツを入れると良いでしょう。
咳・痰が出る-3
咳・痰が出るときの手当て
3.水分をとる
痰が多量に出て止まらないときは、体内のタンパク質や水分が失われます。
水分が不足すると、ますます痰が粘ってきれにくく、また出にくくなるので、水分の摂取量は、一日1500ml(おおよそグラス7~12杯分)以上になるようにとります。
4.咳はあたり構わずしないこと
咳は必ずハンカチなどで口を覆ってします。
気道や肺から強制的に、空気を吐き出すため、中に含まれる病原菌が遠くまで飛散して、病気のもとを、あちこちにまき散らすことになります。
5.部屋の空気はきれいにする
6.腹式呼吸をする
咳を伴う場合で、とくに息を吐くときには、お腹の筋肉を収縮させて、腹式呼吸をすると良いでしょう。
咳・痰をしずめるツボ刺激
咳が出る、胸苦しい、息苦しいという症状の場合には、胸部(両肩の下あたり)にある中府(ちゅうふ)と言うツボを、小さな円をかくように、中指で圧迫し刺激すると楽になります。
中府ツボの位置は、リュックサックを背負ったとき、紐の下にある鎖骨から1寸5分(約3cm)ほど下がったあたりを触ると、グリグリとした部分があります。
ここが中府と呼ばれるツボの位置です。
以上が「咳・痰が出る-3」についてでした。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。