【2月7日 時事通信社】インド捜査当局は7日、ネパール捜査当局が逮捕したシャムスル・ホダ容疑者について、インド北部ウッタルプラデシュ州で乗客ら約150人が死亡した昨年11月の急行列車脱線に関与した疑いがあることを明らかにした。ホダ容疑者はパキスタン情報機関の工作員とされ、インド国内の数件の脱線を首謀した疑いが持たれている。

 報道によると、同容疑者はネパール国内の殺人事件で指名手配されていた。6日にアラブ首長国連邦のドバイから身柄を移され、カトマンズの空港で逮捕された。

 インド捜査当局はこれまでに逮捕した別の容疑者の取り調べで、ホダ容疑者が列車脱線に関与したとの情報を入手。同容疑者の逮捕は「大きな進展だ」として、ネパール警察に協力を要請した。(c)時事通信社