「死んでしまおうかなんて思ったりしたわ〜♫」
この歌がヒットする前に島倉千代子さんは莫大な借金を人に負わされて、本当に苦労した時期でした。
人に裏切られ、普通の人には返せない額の負債を負わされて、本当に死んでしまおうかと悩んだ時期に、それを唄ったのが、「人生いろいろ」でした。
おいらも当時、人生の奈落の底にいて、地元を離れて上京し建設現場で出稼ぎしてた時にこの歌を聴いて、共感した思い出の曲です。
人には1度や2度は、いっそ死んでしまった方が楽だと思う時があります…
特に身体に中途障害を負った人は、人生が大きく変わったことで、何もかも失った気になり、死を考えた人も多いでしょう。
それを乗り越えて生きている人は強くなります。
いわゆる健常者と言われる人でも、時には死んでしまった方がマシと思うことも生きていればある…
それを乗り越え人は成長して生きていく
「人生いろいろ」はまさに、そういう時に救いになった唄です。
生きる道に迷いこんだ人に聴いてほしい唄です
障害支援の世界に身をおくと、何度か人の死に相対しなくてはいけない時があります…
生きたいのに進行性の障害でいやがおうにも亡くなる人も多いです…
そういう障害じゃなくても、精神疾患の人が自殺することに相対する事もあります…
自殺念慮は健常者とて悩んだ時に考えることがありますが、
特にうつ状態の回復途上で、「間違って」死んでしまう人もいます…
おいらも1人背中にそういう人を背負っています…
以前にも何度か書いた事がある事ですがね…
行政研修でそういう話をすると、他のサビ管から「多かれ少なかれこの仕事に関わっていれば1人や2人背負ってますよ」と少し年長の女性が言った言葉は重かったなぁ…
いのちの電話にかける人の多くが精神疾患の人や精神的に谷底に落ちている人
その時の相談員の対応は、「ひたすら聴くだけ」
ああしろこうしろなど絶対言ってはいけない
相談員の講習では、一番大事なこととして、相談員の身を守ることを重要視します
いわゆる「巻き込まれ」を防ぐ事と、相談者が、「相談員に言われたようにしたのにうまく行かなかった」と逆恨みされたり、粘着されたりする事があるから、
相談員を指名する事も出来ないし、相談員の氏名を教える事も禁止
そういう防備の上で相談対応します。
しかし、おいら達障害福祉の現場で直接当事者に接する者は、そうした防備が取れません。
よく聴くのが精神保健センターや精神科の医師が体調崩すという話
良い人ほど病気になってしまう…
それは、当事者に接する際に一線を引けず相手の身になって精神的に深入りしすぎて、相談者が自殺決行した時に衝撃と後悔の念に囚われるから…
あの時にああしておけば死なせずに済んだかも…
そうした後悔の念に囚われ、ミイラ取りがミイラになる…
それを防ぐ為に、精神保健センターなどでは、いのちの電話や相談員の上司がさらなるカウンセラーとなり、聴き役になって、相談員や現場のカウンセラーのカウンセリングを行います。
社会福祉法人などが運営する知的精神障害者施設においては、職員に対するカウンセリングを年に1度受けさせている法人もあります。
氏名は当然当事者に知らせる現場ですから、防御バリアを張ってては仕事にならない
しかし、個人の住所や携帯電話番号や個人メールは教える事を禁止しています!
それが唯一の防御バリアだからです。
精神疾患の人を受け入れる際には、いつも本人に必ず言っている事があります。
自己判断、自己決定、自己認識、自己責任、
これらを守る事!
相談者が提供するのは、情報と、聴いて共に考える事だけ
答えを出すのは本人!
こうしたらいいとか言うと、必ず出来ない理由の反論してきます
そして、提案通りにしてもうまく行かなかった時に、相談者が標的になり、あんたが言った通りにしたのにと逆恨みされたり…
そう言うことの防止策が、上記の4つの「自己」なのです
提供された情報やサービスを自分で判断し選んで、自分で決めて、自分で決めたのだから自己責任
自己認識は、自分自身の状態を正しいく認識すること
でも、この自己認識は周囲に言われないと分からない事が多いでしょう
そして言われた事で、さらに悩む!
自分が置かれた現状を正しく認識することは普通の人でも難しい
それに気づく事の支援をするのが、おいら達障害福祉の仕事のひとつ。
従来は、精神疾患は精神専門の施設で精神専門の保健福祉士が対応していましたが、
知的と精神が統合されて、全く逆の支援が必要な場合が多い障害がひとつになっていたり(自閉や高次脳機能障害など脳機能の障害も精神に分類されてる)、今では多くなった3障害を受け入れる福祉事業所もありますから、
そこで働く支援職員にもそれぞれの障害特性に合わせた対応方法を身につけて置かねば、支援員側が巻き込まれて病んでしまいます。
しかし、100人いれば100通りの性格や障害の違いがあり、それら全てを網羅することなど不可能です
障害福祉支援に必要なことは「付かず離れずの距離を取る」
知的なんかは何十年でも電話してきたりする人もいます(´・ω・`;A) アセアセ
それだけ懐かれれ、頼られる存在と喜んでは居られない
それぞれの環境で成長と共にそうした存在がその障害の人に居なくてはいけないのですが…
居ないから何年経っても1人に執着する…
それの是非は問いませんが、支援者側の負担になる事は間違いないのです
おいらの経験や書先輩方から得てきた結果ですけどね。
直接支援に携わる職員は、情報提供と共に共感し話を聞いてあげる事!
「否定も肯定もしない」
寄り添う支援が精神疾患の支援に必要なことです
決めるのは当事者本人
支援者が倒れちゃダメだ〜よ
そうした知識がない時に、おいらは大ダメージを受けた事があります。突如、「私がこうなったのはあんたのせいよ」と人への依存性の高い人に言われた一言で寝込んだこともあります…
精神障害者が犯した犯罪だけ匿名になったり、通院歴が記事にされたり、まるで精神障害者が全て犯罪予備軍のようにとらえらるような報道が長年されてきました。
そうしたマスコミに対して、関係者は通院歴や、氏名の匿名や、刑の猶予は、精神障害者がさらに偏見に晒される要因であるとし、記事の書き方や、処罰の猶予に対して抗議を申し入れています。
死刑に該当する犯罪を犯せば死刑にすべき、それが精神障害者が犯した犯罪だけ特例になることにより、精神障害者が差別の対象となる。
精神疾患は本人固有の性格特性も有りますが、社会において順応できず否が応でもなってしまう障害でもあります。
地方公務員や医師に鬱病患者が多いのも、その要因が職業や置かれた立場、育成歴において発症してしまった例だと言えます
お酒と同じで、アルコール耐性がある人と、ない人の様に、ストレス耐性がある人と少ない人がいる
そのストレスをどう解消させるか分解するか、その力が弱ければカウンセリングや服薬で調整すれば良いのです
ただ、現段階で躁鬱病に特効薬はありません
鬱の人に躁状態にする投薬をすれば、服薬時は効果があっても、有りすぎたり、効果が切れた時の落差が余計に身体的に疲労感を与える事もあります
統合失調の場合は良い薬が出来て、合えば症状が改善される物も出来ましたが、うつ病に即効果が出るクスリは今現在は有りません…
根本的治療は、それまでの生活を変える事!
ストレス耐性が弱い人は徐々にストレス耐性を高めること以外には、ストレス社会を生きていく事は厳しいです
他にも、病院を変えるというのも選択肢の一つ
医師との信頼関係や投薬の仕方が合う合わない人も居ます
複数の障害が混在している場合もあります
特定分野の専門医は、専門以外の部分は分からない…
おいらや母がお腹が痛くて内科をいくら回っても異常が無いと言われた様に、整形外科でレントゲン見ただけで、脊椎や腰椎の障害から来ている事が分かった様に、専門医が専門の目で見れば、高度な検査機械よりも、レントゲン1枚で分かってしまう。
1人の医師だけでなく、痛みという共通点から他の科を受診する事が重要であることを身を持って痛感しました。因みに整形外科に行き着くまでに4件の内科を受診しましたよ(´・ω・`;A) アセアセ
大病院でも分からなかった…
精神疾患も、違う視点で共通点を見つけて違う科を受診する事も大切だと思います。
悩んだ時には、「人生いろいろ」聴いてみて下さいね。
いのちの換えはききませんが、
気持ちの換えは幾らでもきくのですから
風邪菌による腰痛にふせる今日のおいらからのメッセージでした(´・ω・`;A) アセアセ