福岡県筑紫野市の市立天拝中(西永優校長)で1月下旬、40代の女性教諭が3年生男子2人の肩を蹴ったり、顔付近をたたいたりしていたことが分かった。

 西永校長によると、1月27日午後、1~3年の38人で委員会活動をしていたところ、3年生12人のうち数人が私語をするなどした。委員会担当の教諭が3年生だけを残し、一人ひとりに態度について尋ねていた途中で、2人が笑うなどした。このためサンダルを履いた足で2人の肩を2回けり、平手で顔付近を5回たたいたという。

 現場には別の教諭2人がいたが、一瞬の出来事でやや離れていたため、止められなかった。学校側は当日中に2人の保護者に連絡し、直接会って謝罪した。西永校長は「高校受験前ということもあり、肉体的・精神的苦痛を与えて申し訳ない。心のケアに全力を挙げる」と話している。