将棋連盟新会長に佐藤九段、谷川前会長から直々に後継指名「やらないといけないと思いました」

2017年2月7日6時0分  スポーツ報知
  • 会見で抱負を語った佐藤康光新会長

 日本将棋連盟は6日、佐藤康光九段(47)を新会長に選任した。三浦弘行九段(42)の不正疑惑をめぐる騒動の引責と体調不良のため辞任した谷川浩司前会長(54)の後任で、任期は今年6月まで。佐藤九段は東西の将棋会館で開催された臨時棋士総会で井上慶太九段(53)とともに新理事に選ばれた後、理事会の互選によって新会長に選任された。

 永世棋聖資格保持者で名人2期など通算獲得タイトル13期を誇り、現在もA級に在籍するトップ棋士。会見では、谷川前会長から直々に後継指名を受けたと明かし「将棋の良さは不変。時代に即して変えるべきところは変え、残すべきところは残す」と決意表明。「正直、40代で役員をやるとは考えていなかったですが、やらないといけないと思いました」。既に三浦九段には謝罪したとし、名誉回復に努めるとした。

 また、臨時総会では棋士28人が谷川前会長らを除く理事5人の解任を求めたため、再度の臨時総会が27日に開催されることも決まった。

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