中1の自殺 市教委「いじめあった」福島 須賀川

中1の自殺 市教委「いじめあった」福島 須賀川
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福島県須賀川市の中学校に通う1年生の男子生徒が、先月自宅で自殺しているのが見つかり、市の教育委員会は、この生徒へのいじめがあったと発表しました。市は今後、いじめと生徒が死亡したことの因果関係などを調査するとしています。
福島県須賀川市の教育委員会によりますと、先月27日、市立中学校に通う1年生の13歳の男子生徒が自宅で自殺しているのが見つかりました。

男子生徒は、亡くなる前日まで登校していましたが、去年7月から12月にかけて学校が行ったアンケート調査や面談の中で、ほかの生徒から「からかわれたり、ばかにされたりする」とか、「悪口を言われる」といった訴えを寄せていたということです。

学校は、男子生徒が同じ学年の十数人の生徒から容姿をからかわれるなどのいじめがあったとして関係する生徒に指導を行い、その後、男子生徒やほかの生徒の様子から変わったことが見られないとして、いじめは解消したと判断していたということです。

市は今後、いじめと生徒が死亡したことの因果関係などについて調査するとしています。
須賀川市教育委員会の柳沼直三教育長は「未来を担う大切な命を守りきれなかったことに深くおわび申し上げます。今後の調査を含め誠実に対応していきます」と話しています。