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【プロ野球】

ヤクルト・寺島、石井一久の再来だ! 真中監督が強心臓のドラ1を高評価

2017年2月7日 紙面から

キャンプに入って初めてブルペンに入り、力投するヤクルトの寺島=浦添で(河口貞史撮影)

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 ヤクルトのドラフト1位・寺島成輝投手(18)=履正社高=が6日、12球団のドラフト1位では“大トリ”でのブルペン入りした。捕手の後ろにはカメラマンがズラリと並び、首脳陣や野球評論家はもちろん、報道陣約60人、6球団13人の球団関係者が集結。そんな注目を浴びる中、捕手を立たせたまま30球を披露した。

 昨年11月以来、約2カ月ぶりの傾斜を使った投球。それでも堂々とした立ち姿、マウンドさばきは高卒新人とは思えないほど落ち着いていた。

 「40点くらいですかね。点数を付けるほどでもないですけど…。立ち投げなので、コースより球の回転を意識して投げた。カメラも監督も気にならなかった」

 阪神・嶋田スコアラーは「投げ方を知っている。順調なら先発ローテに入る可能性もあるんじゃないか」と要警戒。一方、真中満監督は、メジャー39勝を含む日米通算182勝の石井一久を引き合いに出し、その強心臓ぶりを評価した。

 「やっとのブルペンで、力んで目いっぱいになるかと思ったけど。大物というか、自分のペースでいいんじゃない。いい意味で石井一久のようにふてぶてしく、人を食ったような投手になりそう」

 8日に2度目のブルペン入りし、キャンプ中は球数、登板間隔をすべて首脳陣が管理して実戦は3月の予定。期待が高まる初ブルペンだったのは間違いない。将来のエース候補をじっくり育てていく。(竹村和佳子)

 

 

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