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大村知事 寺の開発厳しく批判
02月06日 12時28分
愛知県瀬戸市の寺が国定公園の山林を県の許可した範囲を超えて開発していた問題で、愛知県の大村知事は、この寺が過去にも無許可で開発を行い、県が指導していたことを明らかにした上で、「厳重に抗議したい」と述べました。
この問題は、瀬戸市の国定公園の山林で、公園内にある尾張徳川家の菩提寺・定光寺が観賞用の森を整備したいとして県が許可した範囲を大幅に超えて開発を進めていたものです。
これについて愛知県の大村知事は、6日の定例の記者会見で、9年前の平成20年にもこの寺が県の許可を得ないまま山林を開発したとして、県が指導していたことを明らかにしました。
その上で、「極めて遺憾だ。どういうつもりで繰り返すのか、寺や宗派の運営方針についてもしっかりと話を聞き、厳重に抗議したい」と述べました。
また、大村知事は、県の担当者が去年8月に寺による違法な開発を把握していたにもかかわらず、県庁内で情報の共有が図られていなかったとして、「過去の教訓が生かされていないと言わざるを得ない。関係部局には大いに反省してもらいたい」と述べました。
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