喫茶店のモーニング・サービス発祥地と言われる愛知県一宮市で、地元の人たちがボリューム満点の朝食を味わいながら健康作りを学ぶ講座が始まりました。
この講座は、一宮市で盛んなモーニングを楽しみながら、健康への理解も深めてもらおうと、地元の商工会議所などが企画し、近くに住むお年寄りなど３０人あまりが参加しました。
６日から始まった講座は、健康や食をテーマに大学の教授らが講師となって５回にわたって行われ、参加者は、パンやスクランブルエッグ、ヨーグルトなどボリューム満点の朝食やコーヒーを味わいながら、体に良いとされる乳酸菌の仕組みなどの説明を熱心に聞いていました。
参加した８０代の夫婦は「モーニングと講座の両方が目当てで参加しました。食事もおいしく、いい話も聞けてよかったです」と話していました。
一宮市内には６００近くの喫茶店が工夫をこらしたモーニングでサービスを競っていて、講座を企画した一宮モーニング協議会の猪子誠兒副会長は「こうした講座や、食のイベントに参加することなどを通じて一宮のモーニング文化を広く普及させたい」と話していました。