ビジネスクラス症候群とは
一度ビジネスクラスを体験してしまうとエコノミーに乗れなくなってしまうこと。広々としたシート、どんなに長い足でも前に届かない足元、ウェルカムドリンクはシャンパン、デザートはいつでも頼むことが可能、そして食後は気分よくフルフラットで熟睡、そんな贅沢なサービスに慣れてしまうこと。
完全な造語です(笑)それだけ魅力だ、ってことでしょう。一度体験してしまうと止められない、は言い過ぎとしてもビジネスクラスのサービスに虜になってしまう人は多いと思います。私もそんな一人です。
私自身、2016年から何だかんだと飛行機に乗る機会が増え(殆どは趣味ですが)、数えてみるとビジネスクラスは10回以上利用していました。半分以上は特典航空券での利用になるのですが、ビジネスクラスの魅力を知り、そして気を付けていることもありますので、今回まとめてみることにしました。
ビジネスクラスは一度乗ったら止められない?
ビジネスクラスの魅力について
チェックインから始まる
ビジネスクラスのサービスは搭乗前から始まっています。チェックインはビジネスクラス専用カウンターでスムーズな搭乗手続きが可能です。 待ち時間が大幅に減ることは大きな魅力の一つ。空いた時間でゆっくり搭乗まで過ごすことが可能です。
余談ですが、ビジネスクラスのラウンジは一定のステータスを持っていれば同じアライアンスのビジネスクラスのカウンターをエコノミー搭乗時にも利用できます。
搭乗までの時間 ラウンジ
ビジネスクラス利用時は空港ラウンジを使用できます。空港ラウンジは食事やドリンクが用意されていて、出発までの時間をリラックスして過ごすことができます。
主なサービスは以下の通り。
ホットミール、季節のメニュー、スナックとアルコール、ソフトドリンク各種。
テレビ、新聞、雑誌、パソコンを備えたビジネスルーム。
シャワールーム等々。
こちらは成田空港国際線のANAラウンジ。国内線に比べ食事が豊富で魅力、特にカレーは絶品です。病みつきになること間違いありません。
余談ですが、搭乗する航空会社のラウンジだけでなくその他アライアンスのラウンジを利用することが可能です。例えば、香港空港でANAビジネスに搭乗するとシンガポール航空、タイ航空、ユナイテッド航空のラウンジを利用することができます。
座席
ビジネスクラスはゆったりとしたシートで長時間のフライトも快適に過ごすことができます。加えて、映画、音楽などの機内エンターテイメントで空の上でも飽きる事なく時間が過ぎていくでしょう。
さて、現在のビジネスクラスの主流はスタッガード(上下にジグザグ)かヘリンボーン(斜めに向いている)となります。何れもプライベート感を重視しているのが一番の特徴でより個室感を演出しています。
スタッガード
ANAやタイ国際航空、エミレーツ航空が採用。席がジグザグになっています。
フルフラットにシートを倒した際に後方シートに邪魔しない設計になっています。
ヘリンボーン
キャセイ、チャイナエアライン、デルタ航空、JALの新ビジネスクラス等が採用。
こちらはキャセイパシフィック航空のヘリンボーンです、参考まで。
そして旧式タイプ。こちらはANAのボーイング767。通常のエコノミーシートに比べ、シート自体、足元、その他がシンプルに豪華になったバーションです。元々は全ての航空会社でこんな感じだったのですが、より個室感を演出すべく上述のヘリンボーンやスタッガードに変わっていきました。
こちらは南米のラン航空の最新のボーイング787のビジネスクラスです。
見た感じは旧式に近いですが、足元のゆとりなんかは相当です。ビジネス等内部については航空会社の戦略によって大分違うことが分かります。
機内食
上空3万フィートでの楽しみと言えば機内食でしょう。ビジネスクラスとエコノミーとの大きな違いはシートと機内食になり、機内食は幾つかのメニューから選択することができます。
シャンパン、ワイン、ウイスキーにビール。ソフトドリンクも充実しています。
長距離路線だとコース料理として提供されます。まさに空飛ぶレストランです。
食後のデザート、コーヒーまでしっかり頂きます。
機内エンターテイメント
ビジネスクラスでは、ゲーム、映画、音楽などの機内エンターテイメントで空の上の時間を過ごすことができます。食事をしながら映画をみたり、食後に音楽を聞きながらまったりと過ごすのは至福のひと時になります。
こちらはANAのアメニティー。中長距離だと提供されることが多いです。
到着後
バッグにプライオリティタグをつけてもらい手荷物は優先して受け取りできます。
何と言っても時間の節約は有り難いです。
価格
さて、気になるのは価格。例えばANAビジネスクラスで羽田香港でも15万円、羽田北米だと80万円、等思わず目をふさいでしまう運賃となっています。
と言うことで、私自身、セールを狙うか特典航空券を利用しています。
セールの利用
私が2016年に利用したセールは以下の2つ。マレーシア航空のビジネスクラスで成田オークランド(クアラルンプール乗継)が12万円、羽田バンクーバーのANAビジネスクラスが2泊のホテル代込みで12万円ほどでした。特にANA旅作は2016年は衝撃的な価格が続きました。中にはバグ的な運賃もありましたが今後も目が離せません。こちらにまとめています、参考まで。
特典航空券を利用する
セール以外だとマイルを使った特典航空券になります。こちらはANAアジア行きの必要マイル数。香港でレギュラーシーズンだと往復4万マイル、バンコクだと6万マイルになります。利用人数や座席クラスによっても違ってきますがマイルさえあればどこにでも行ける気がします。
特典航空券を発券するためにはマイルが必要です。私はこんな感じで貯めています、参考まで。
また片道で発券できる特典航空券は便利です。 航空会社を組み合わせたり、片道はLCCにしたり。色々なバリエーションが生まれます。こちら参考まで。
ビジネスクラス症候群にならないために
ビジネスクラスはいかに良いか、と言うことをずらずらと書いてきました。ビジネスを目標にマイルを貯める!とても素敵です。特に長距離でのビジネスクラスは最高です。
とは言え、人間慣れの生き物ですのでビジネスに慣れてしまうと更に上を目指してしまうかもしれません(笑)
そこで私自身が心がけていることは、ビジネスクラス以外に色々なクラスを体験するようにしています。LCCもその一つです。LCCも最前列、非常口付近だと足元は相当ゆとりがあるので(航空会社によって違いますが1000円ほどプラスに) 短距離だと全く気になりません。また毎回ビジネスだと有難みも薄れてきますからね、慣れない様にしたいです。と言うか、それ以前に私は乗り過ぎの様な気がしますが(笑)
さいごにまとめ。
ビジネスクラスは最高です。セールや特典航空券を使って家族、友人と或いは気ままな一人旅と。飛行機に乗る時間だけでなく、前後のラウンジでのんびり過ごすことができ、待ち時間が短縮されてより多く現地での時間を過ごすことが可能になります。
『一度乗ったら病みつきになる!』これは航空会社の戦略なのかもしれませんね。
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