【ソウル共同】韓国の朴槿恵政権が批判的とみなした芸術家らの「ブラックリスト」を作成した問題で、同様のリストが芸術分野だけでなく経済や教育、労働界など社会のあらゆる分野で作成され、政府支援を打ち切るなどの締め付けが実行されていたと、韓国メディアが5日までに報じた。
リスト作成は朴氏の最側近で、職権乱用容疑で逮捕された元大統領秘書室長、金淇春容疑者が就任直後から主導。金容疑者の指示で作成に関与したとして起訴された元文化体育観光相、金鍾徳被告の起訴状にこうした経緯が明記された。
金淇春容疑者の逮捕容疑には朴氏と共謀したと記載されている。