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密売人にコカイン譲り渡す 知多のペルー国籍の男ら逮捕

 コカインを薬物密売人に譲り渡したとして、愛知県警薬物銃器対策課などは、麻薬取締法違反(営利目的譲渡)の疑いで、愛知県知多市岡田宝ノ脇、ペルー国籍の自称自動車販売業ヤマモト・カステイヨ・アラキ・イブアン容疑者(38)ら男女3人を逮捕し、5日に発表した。

 県警は昨年4月、覚せい剤取締法違反の容疑で薬物密売人の無職男(56)=同罪などで公判中=を逮捕し、関係先から末端価格計2億円余相当の覚醒剤やコカイン、大麻などの違法薬物を押収。入手先を捜査し、コカインについては同容疑者らの関与が浮上した。

 ほかに逮捕されたのは、ペルー国籍の無職ナガハマ・ヒロン・ファニイ・フミコ(44)=名古屋市港区丸池町1=とブラジル国籍の住所不定無職キアン・サルトリ・ファビオ(39)の両容疑者。2人は薬物密売人の男とヤマモト・カステイヨ容疑者を引き合わせた仲介役だったとみられる。

 逮捕容疑では3人は共謀し、昨年3月24日、知多市内の駐車場で、密売人の男にコカインを含む粉末約1キログラムを500万円で譲り渡したとされる。同課によると、キアン容疑者は「手伝っただけだ」と容疑を一部否認し、ほかの2人は「売っていない」と否認している。

 キアン容疑者については1月11日に名古屋市港区で発生した軽傷ひき逃げ事件で、事件の証拠品として港署が任意提出を受けていた軽乗用車を盗んだとして窃盗容疑で逮捕され、今回の容疑で再逮捕となった。

(中日新聞)

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