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 国の研究機関や政治家、企業などのサイトが勝手に改ざんされるハッキング被害が4日以降、急増している。丸川珠代・五輪担当相の公式サイトのほか、筑波大学(茨城)、国立情報学研究所(東京)、理化学研究所(本部・埼玉)などでも被害が相次ぎ、サイバーセキュリティーの専門機関が注意を呼びかけている。

 朝日新聞が被害観測サイトのデータを分析したところ、被害は4日未明から急増し、6日夕までに国内450サイトを超えた。京都府や埼玉県秩父市が運営にかかわるサイトでも被害が確認された。

 丸川氏の事務所によると6日朝、公式サイトの「活動レポート」に、「HaCkeD By MuhmadEmad」というメッセージが書き込まれていると警察から連絡があった。個人情報の流出などはなかったという。文言には過激派組織「イスラム国」を批判する文言も含まれていた。丸川氏は6日、記者団に「必要な是正策をただちに講じた」と語った。

 サイバー攻撃対策を支援するJ…

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