こんばんは!ウェールズ歴史研究家のたなかあきらです。
ウェールズの歴史ではありませんが、週末は歴史の旅をしていました。
そこで、とっても面白い体験をしました。
社内旅行で金曜日は鬼怒川温泉に宿泊し、土曜日は歴史のテーマパークに行きました。日光江戸村に行ったのです。
今から400年以上前の江戸時代ですが、
じつは、
東京からは2時間ちょっとで行けます。(日光江戸村のホームページより)
その表現の通り、入口に設けられた関所を通ったとたん、
江戸の村にタイムスリップしました。
とても興味をそそる、懐かしいような食べ物もあり、つい手を伸ばしたくなりました。
しかし、そんな事をしている余裕は僕には与えられていませんでした。
僕らの一行はあるところに急いでいたのでした。
それは、南町奉行所で面白いことが行われる、時刻が迫っていたのでした。
奉行所の中に入ってみると、そこはまさに事件の裁きを行うアトラクションが行われようとしていました。
越後屋の娘が襲われ、罪人がつかまりその裁きを大岡越前が行うというものでした。
罪人に被害者、犯人を捕らえた男に奉行。迫真と迫力ある演技にぐいぐいと引き込まれていきます。罪人の罪の理由に、ほろりと人情味あふれる内容に観客からは大きな拍手が起きました。
ここで終わりかと思ったら、終わりではありませんでした。
何が起こったのか、書きたいところですが、ここではあえてお話しません。
ここからが、今回の記事の目玉です。
大満足して奉行所を後にし、急いで向かったのは、文化劇場若松屋でした。
そこでは僕の心がとても踊り、ワクワクしていました。
男なら皆そうかもしれません。
「花魁」に会うことが出来るのです。
花魁には今日、お客さんが来る予定だったそうです。
どこかのお殿様だったよう。しかし、急用で来れなくなったとのこと。
機嫌を損ねた花魁をなだめようと、皆アレコレ思案しました。
どこかに、花魁にふさわしい御大尽さまはいないだろうか?と。
観客の中にもいだいだろうか? と探し始めました。
「だれかいませんか?」
観客の一人一人の顔を皆がら番頭さんは探します。
皆、顔を伏せ目を伏せ、番頭さんに呼び止めれない様に努力しました。
その時です。番頭さんはびたりと、あるところで止まりました。
「おや、お大尽様がこんなところにいらっしゃった」
御大尽役に指名されてしまったのは、僕の同僚でした。
30代ですが、立派なお腹をしており恰幅よく親方のような風貌が、目に留まったのかもしれません。彼は大勢の人の前で花魁遊びの体験をすることになりました。
花魁の踊りは初めて見ました。さすが、美しかったです。
それに引き換え、彼はバカ殿みたいな恰好でした。
しかし、恰幅の良さと堂々とした態度は際立っており、観客からは笑いが飛んでいました。
まっ、まさか花魁が御大尽に恋??
こんなきわどい羨ましいシーンも、彼は体験していました。
もちろん、観客を楽しませるためのニアミスです。
御大尽様になった僕の同僚は、日光江戸村のお土産にと、参加記念として何故か美肌の化粧品をもらっていました。
彼の御大尽ぶりで、社内旅行がとても楽しく思い出深いものとなりました。
文化劇場 若松屋 | 芝居を観る | EDO WONDERLAND 日光江戸村
町奉行の続き
南町奉行所でも同じように体験コーナーがありました。
大岡越前に代わって、お裁きの体験をするのです。
僕が見た時は、大学生らしきかわいい女の子が、果敢にも大岡越前役に立候補したのでした。
さっ、チョンマゲのかつらを被り、羽織はかま姿のかわいいお奉行様がお裁きの場に着席しました。
「お奉行様、一言を」
「一件落着!」
「えっ、お奉行様、真面目にやってください」
「では、状況を聞こうかのう」
「お奉行様、ではお裁きを」
「打ち首じゃ!」
「えっ、打ち首の意味は知ってますか?」
「いいや、知らぬ」
「ちょっと、打ち首は重すぎやしませんか?」
「では、デコピンで」
素人ながらほんの数分で覚えたとは思えないくらい、コントのような面白いお裁きで皆爆笑していました。(面白すぎて写真を撮るのを忘れていました)
実際に体験していただけるとその面白さが分かると思います。
最後に
今回の旅行を通じて、僕はやりませんでしたが、これまで知らなかったことでも体験するととても楽しむことが出来る。いろいろ行動して、見て、聞いて、体験することが大切なことだなあと思いました。
では、記念撮影。
ひの、ふの、み、いざ御免! <パシャリ>
最後まで読んでくださり有難うございました。