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【ゴルフ】

松山4打差3位 16番はピンそば30センチで2万人魅了

2017年2月6日 紙面から

第3ラウンド、16番でティーショットをピンそばにつけ、同伴競技者(左)とタッチする松山英樹=TPCスコッツデールで(共同)

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◇フェニックスOP<第3日>

 ▽4日、米アリゾナ州スコッツデール、TPCスコッツデール(7266ヤード、パー71)▽晴れ、24度、南西4メートル▽賞金総額670万ドル、優勝120万6000ドル▽75選手

 【スコッツデール(米アリゾナ州)テッド・ムース】昨年覇者の松山英樹(24)=レクサス=は6バーディー、3ボギーの68で回り、通算12アンダーで首位と4打差の3位となった。韓国の安秉勲(アン・ビョンフン)が65と伸ばし、通算16アンダーでトップ。

 連覇を目指す松山の第3ラウンド最大の見せ場は、16番だった。周囲を巨大なスタンドが取り囲み、このホールだけで第3日は推定2万人が押し寄せた、“米ツアーで最も有名なパー3”。打つ前から歓声がやまない163ヤードのそのホールで、松山はピッチングウエッジでピンの真上からボールを落とし、ピン上1メートルからスピンで戻して30センチに止めた。この日プレーした75人の中で、最も第1打を近づけたショットに、観衆は大騒ぎ。めったに自分のプレーに満足しない松山本人も「いいショットが打てました」と自画自賛する一打だった。

 その直前の15番パー5で、ちょっとしたピンチがあった。フェアウエーから第2打を打つ際、インパクトと同じタイミングでギャラリーの声が耳に入り、左バンカーに入れてしまった。だが、そこからピン右60センチにつけ、一転バーディーに。「まあ、これだけギャラリーがいれば、そんなことが1回くらいあっても仕方ないと思っている。バーディーが取れたんでいいかなと思います」と振り返った。

 17番を池に打ち込んでボギーにし、首位との差は4打になったが、十分に連覇を狙える位置につけた。「4打差だったら、まだチャンスはある。ミスが出ればおのずとチャンスがなくなるので、ミスをしないようにできたらいいなと思います」。最終日逆転への課題には、やや調子が下降気味のパッティングを挙げた。

 

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