連続テレビ小説 べっぴんさん(103)「守るべきもの」 2017.02.04


(すみれ)大丈夫?
(明美)ねえもしかして赤ちゃんがおるんやない?
(五月)父親が誰かて私の子や。
私が誰にも迷惑かけずに一人で育てるんや。
一人で赤ちゃんを産んで育てる事がどれだけ大変な事か分かる?うちにいらっしゃいよ。
(はな)
大切なものは何なのか
(さくら)二郎さんと一緒に東京に行くの。
(健太郎)さくらちょっと待てよ。
よく考えて…。
それが私の幸せやの。
(二郎)さくら。
(健太郎)さくらの人生狂わす気か?健ちゃんやから言うたのに!どうせ誰も分かってくれないやろうけど健ちゃんやったらってそう思ったから…。
守るべきものは何なのか
(すず)ああいらっしゃい。
さくら。
いつでも人は自分に問いかけながら生きているのです
・「『雨上がりの空に七色の虹が架かる』」・「ってそんなに単純じゃない」・「この夢想家でもそれくらい理解ってる」・「たとえば100万回のうちたった一度ある奇跡」・「下を向いてばかりいたら見逃してしまうだろう」・「さぁ空に架かる虹を今日も信じ」・「歩き続けよう」・「優しすぎる嘘で涙を拭いたら」・「虹はもうそこにある」・「きっと虹はもうここにある」ママ。
五月ちゃんのおなかの子父親が誰か分かる?
(すず)二郎やと思う。
そないな事…。
そんな…。
そっか…そういう事やったんか。
二郎君ってあの子やろ?ドラムをやってる…。
(すず)そう。
東京へ行ってプロになるいうのが夢でその夢の邪魔したない思うたんやろなぁ。
あの子はそういう子や。
大切な人のためなら自分を犠牲にする事ができる子。
それはすごい事やと思います。
なかなかできる事やありません。
そやけどうん…今は赤ちゃんがおるんやから自分一人の身やないですよね。
(すず)そやねぇ。
さくら?もう帰らな…。
そしたら僕が送っていきます。
(さくら)いいから一人で帰れる。
さくら。
(ゆり)正太ここ!・
(潔)ただいま。
(ゆり)あっお帰りなさい。
(正太)お帰りなさい。
(潔)ただいま。
おっ正太。
夏休みの宿題か?う〜んまだやらんでええと思うんやけど…。
そんな事言うて去年も最後になって泣きながらやった事忘れたの?あっそうや。
お土産や。
え〜っ!お得意先にケーキもろうてきた。
ケーキ!?そしたら正太手ぇ洗っといで。
うん!ケーキ!ケーキ!ケーキ!フフフ…。
さくらがね帰ってから部屋に籠もりっ放しなのよ。
具合でも悪いんか?
(ゆり)どうなんやろ?何かあったのかな思て…。
喜代さんお風呂ありがとう。
(喜代)麦茶どうぞ。
ありがとう。
何してるの?腹巻き編んでるんです。
へぇ〜。
フフッ寒なったら使うて下さい。
えっ私の?五月さんとおなかの赤ちゃんのためです。
よろしかったらお教えしましょか?編み物。
ほんまに?この家におったらありがとういう言葉しか出てけぇへんなぁ。
(ノック)さくら。
ケーキとジュースここに置いておくから後で食べ。
(良子)さくらちゃん元気やった?う〜ん…どんどん距離が離れてってしまってるような気がして…。
待つって見守るって紀夫さんと決めてるんやけど…。
難しい年頃やねぇ。
そうねぇ。
(良子)そやけど距離が離れていってるのはうちもよ。
毎日顔合わせてるけど何を考えてるのかさっぱり分からないもの。
将来の話なんて全くできないし…。
(勝二)そやなぁ。
そろそろ大学の話もせなあかんのに「自由だ自由だ」ばかり言うて…。
(君枝)私の所も…。
健太郎もいつの間にかすぐに自分の部屋に籠もってしまって。
(昭一)一緒に飯を食う事も減ったなぁ。
私たちは苦労してきた年代やない?う〜んその分子どもを大事にしたいいう気持ちがかえって甘えさせてしまってるのかなぁ?
(紀夫)どこも悩みは一緒ですね。
こんばんは。
(良子)健ちゃん。
(君枝)健太郎どうしたの?
(健太郎)話があるんです。
さくらの事で…。
健ちゃん話って?
(健太郎)さくらはほんまに東京に行くつもりなんです。
学校をやめて…。
(紀夫)えっ?何をしに?
(健太郎)二郎さんを追って…。
(紀夫)二郎って誰や?
(健太郎)ジャズ喫茶でドラムたたいてる。
レコード会社にスカウトされて…。
ほんまはこんなの言いつけるようで嫌やけど僕では止められなくて…。
ありがとう。
・はいキアリスでございます。
あっはいこんばんは。
はいお待ち下さい。
すみれちゃん。
ゆりさんから。
すみれ?すみれごめん!さくらがどこかへ行ってしまったの。
えっ?
(拍手と歓声)よろしくお願いします。
東京で勝負させて下さい。
(古賀)よろしく。
(野中)引っ越しの段取りが決まったら…。
(二郎)はい。
さくら!二郎君と一緒に東京に行こうとしてるなんてほんまやの?お母さん…。
お母さんだけやない。
お父さんも来た。
何で?僕が…。
健ちゃんが…?ああ。
裏切り者!どういうつもりやの?健ちゃんの言うとおりよ。
君が二郎君か。
(さくら)私は二郎さんの事が好きやの!そやから一緒に東京に行きたいって私が勝手に頼んだの!何言うてるんや!さくら!そないな…。
いくつや?まだ高校生やないか。
ん?正々堂々と言える事やないからコソコソしてるのよね?コソコソなんて…。
してるやないの。
お母さん言うたはずよ。
悩むならとことん悩めばいい。
悩んで悩んだ末にさくらが出した結論なら…。
でも…黙って神戸を出ようとするのは違うと思う。
学校も家族の事も全部中途半端にして…。
それで幸せになれるとでも思うてるの?二郎さんと一緒やったらそれだけで幸せやわ。
私は私よ。
いつまでも子ども扱いしないでほしい。
(ため息)五月ちゃんはどうなるの?どうして自分の事しか考えられないの!さくら。
五月ちゃんの事話したの?え…?ちゃんと話すべきやと思う。
二郎君にも責任がある事なんやから。
責任…。
五月の事って?2017/02/04(土) 08:00〜08:15
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 べっぴんさん(103)「守るべきもの」[解][字][デ]

すみれ(芳根京子)と紀夫(永山絢斗)は、家出中のさくら(井頭愛海)が勝手に東京に行こうとしていることを知る。失踪したさくらをみつけたすみれは、必死で思いを伝え…

詳細情報
番組内容
キアリスでアルバイトをしている健太郎(古川雄輝)が、すみれ(芳根京子)に話したいことがあるとやってくる。このままでは家出中のさくら(井頭愛海)が東京に行ってしまうと言うのだ。すみれと紀夫(永山絢斗)は、慌ててジャズ喫茶「ヨーソロー」へ向かい、さくらをみつける。プロのドラム演奏者になるため上京しようとしている二郎(林遣都)を追って東京に行きたいと言うさくらに、すみれは必死で思いを伝える。
出演者
【出演】芳根京子,高良健吾,菅野美穂,蓮佛美沙子,谷村美月,百田夏菜子,土村芳,永山絢斗,田中要次,平岡祐太,宮田圭子,松下優也,中島広稀,井頭愛海,古川雄輝,森永悠希,林遣都,江波杏子,久保田紗友
原作・脚本
【作】渡辺千穂

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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