ＤｅＮＡ・久保、１２０８球投げた　「例年やっていること」

　ＤｅＮＡの久保康友投手（３６）が５日、２軍・嘉手納キャンプのブルペンで２６７球を投げ込んだ。第１クールは４日の５１４球をはじめ、４度のブルペンで計１２０８球。他の投手と一桁違う投げ込み量にも、「例年やっていること」と涼しい表情だ。

　力を込めず、淡々とフォーム確認に努めた。「意識しているのは体の使い方。今年は天気が良くて体の動きも良いから自然とね」。ベテラン右腕にとっては例年通りの調整法。その中で「何か新しいものを見つけようとしている」と探求心も失っていない。

　１軍休日のため視察に訪れたラミレス監督は「１２００球以上？　信じられない」とびっくり仰天。それでも「彼を必要とする時期は必ずやってくる。調整法をよく分かっているし、心配していない」と厚い信頼を口にした。　（小林孝一郎）