ただ、このダブルクォーテーションを半角で入力しようとしても、
Enterで確定すると、半角ではなく全角のダブルクォーテーション記号に置き換わってしまいます。しかも、開始括弧と終了括弧の向きが微妙に異なっていて、入力する時は同じようにしていますので、ワードが勝手に変更してきているのだと分かります。
実は、[ファイル]から[オプション]を選択してみると、[文章校正]のところで、「オートコレクトのオプション」ボタンが表示されますからクリックします。
オートコレクトウィンドウの[入力オートフォーマット]タブに「「’’」を「‘’」に変更する」という項目があり、ここにチェックがついています。ダブルクォーテーションでも、シングルクォーテーションも同様ですから、同じ向きの記号を2つ入力しているにも関わらず、勝手に一方が開始括弧、他方が終了括弧に変換されてしまうのです。このチェックボックスのチェックを外してやると、そのようなお節介はなくなります。が、機能がオンの方が便利な場合もあり、このチェックボックスのオン/オフを一々切り替えることは、面倒なだけかとも思えます。
実は、機能を一時的に切ることが可能です。半角で前後のダブルクォーテーションを入れて、確定し、全角のダブルクォーテーションに変換された直後、アンドゥボタンをクリックしてみてください。勝手に全角記号に変わった後半の閉じる括弧が、半角のものに置き換えられます。
但し、閉じる括弧の方だけなので、もう一度アンドゥの指示を出すと、前後共に、半角に戻すことができます。簡易にはこれで対処すると良いかも知れません。