不正アクセスで福島県のHP「改ざん」被害 ブログを書き換え

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 県は5日、県産品の放射性物質検査の結果などが検索できるホームページ(HP)「ふくしま新発売。」の一部が、何者かに改ざんされる被害に遭ったと発表した。不正アクセスとみられ、HPの公開を停止した。

 県によると、5日午後1時ごろ、総務省からの連絡で改ざんが発覚。県が開発したリンゴの新品種「べにこはく」を紹介するブログ記事の表題が、「hacked by NG689Skw」とハッキングした旨の記述に書き換えられていた。

 さらに、本来掲載されているはずの記事が空白になっていたため、約1時間半後に公開を停止した。

 HPで個人情報は扱っておらず、県は個人情報の流出はないとみている。ブログ記事の書き換え以外に被害は確認されていない。

 2011(平成23)年8月に開設されたHP「ふくしま新発売。」は、県が委託した東京都の業者が管理しており、不正アクセスを受けたのは初めて。県の公式HPとは別のサーバーで運営されているため、県公式HPへの影響はないという。

 県は、セキュリティー体制などを確認した上で、再公開を検討するとしている。