2017年1月8日日曜日

Raspberry pi のインストール(HomeBridge の設定 その1)

さて、なかなか書けていないブログなのですが、色々とトラブルもあり、まだ解決していないものもありますが、やり直した事などを元に、少しずつ情報を整理して行きたいと、設定方法などを整理し始めました。

先ずは元になる Raspberry pi のインストールから。


Raspberry pi のインストール


私の場合は、Mac を利用して、モニターなど使用しないでのインストール方法を採用しています。
多少画面の違いなどはありますが、Window Linux / Unix でも同じ様にしてインストール出来ると思います。

1.先ずは必要なもの。
(1)Raspberry Pi 言わずもがなしですが、最初から有線LANが組み込まれていないモデルの場合、USB経由での有線LANポートが必要です。
また、セットアップ後に Wi-Fi での利用を考えているのであれば、Wi-Fi の組み込まれた Raspberry Pi 3 Modele B 以外は Wi-Fi のUSBドングルなども必要となります。
Raspberry Pi Zero の場合は USB 端子のサイズ変換プラグも必要ですね。

(2)Raspberry Pi 用の USB 電源ですが、モデルによって必要な容量が異なります。特に Raspberry Pi 3 は 2.5A と要求される容量が大きい(ひとまずは 2A でも大丈夫そうですが)ので注意してください。
USB - マイクロUSB の電源コードも必要ですね。

(3)マイクロ SD カード 一応4M以上ならば大丈夫の様です。

(4)その他
有線LANケーブル
SDカードの読み書き出来るパソコン
インターネット環境(有線、必要な場合には Wi-Fi も)
Windows の方は TeraTerm の様な SSH での接続が可能なターミナルのアプリも必要です。
また、予めDHCPサーバが Raspberry pi に割り当てる IP アドレスがわかる様にしておくか、Windows 用の abahi というアプリも必要となります。(abahi は iTunes をインストールしていれば一緒にインストールされるので、iTunes がインストール済みの Windows ならば問題ありません。)


2.先ずは最新の Raspberian(Raspberry Pi 用の OS)をダウンロードしましょう。
以下の Raspberry のウェブサイトに行きダウンロードします。

Pasted Graphic.tiff

ダウンロードするのは左の「LITE」版ではない方が面倒がなくて良さそうです。
「2016-11-25-raspbian-jessie.img」の様にリリース日とバージョン名(この場合は jessie)のディスクイメージがダウンロードされます。
私のMac の場合はzipファイルが自動解凍されますが、zip ファイルのまま解凍されていない場合は解凍してください。

3.SDカードを用意します。
購入してきたままの SD カードの場合はひとまずそのまま使用出来ますが、すでに一度使用しているのであればフォーマットし直しましょう。
microSDカードをフォーマットするツールとして、「SD Formatter 4.0」が推奨されている様です。
以下のウェブサイトからダウンロード出来ます。
https://www.sdcard.org/downloads/formatter_4/index.html
Mac 用 Windows 用共にあります。
起動するとこんな画面ですので使い方は簡単ですね。
Pasted Graphic 1.tiff

4.いよいよ書き込みです。
先ずは SD カードのディスク名称の確認。
Mac ならば「$ sudo diskutil list」で接続されているディスクが表示されています。

$ sudo diskutil list
Password:
/dev/disk0 (internal, physical):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:      GUID_partition_scheme                        *1.0 TB     disk0
   1:                        EFI EFI                     209.7 MB   disk0s1
   2:                  Apple_HFS iMac                    999.3 GB   disk0s2
   3:                 Apple_Boot Recovery HD             650.0 MB   disk0s3

/dev/disk1 (internal, physical):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:     FDisk_partition_scheme                        *8.0 GB     disk1
   1:                 DOS_FAT_32 RASBERRY00              8.0 GB     disk1s1

こんな感じですから、 /dev/disk1 8GB SD カードであることが直ぐに判ります。
で、一旦アンマウントします。

$ sudo diskutil unmountdisk /dev/disk1
Unmount of all volumes on disk1 was successful

そうしたらいよいよ書き込み

$ sudo dd if=/ダウンロードした先のディレクトリ/raspi.img(ダウンロードしたイメージファイル) of=/dev/disk1

で、コマンドを入力するとしばらくは反応がなくなります。
しかし、control キーと T を同時に押すと、以下の様にその時々の書き込み状況が表示されます。
ディスクのサイズや速度にもよるのでしょうが、30分~1時間程度は掛かります。
気長み待ちましょう

load: 1.84  cmd: dd 21340 uninterruptible 1.84u 32.67s
3201065+0 records in
3201064+0 records out
1638944768 bytes transferred in 2881.248183 secs (568832 bytes/sec)
load: 1.25  cmd: dd 21340 uninterruptible 3.97u 70.38s
6958849+0 records in
6958848+0 records out

システムプロンプトが表示されたら終了です。

追加情報: disk1 を rdisk1 とすると書き込み速度がそこそこ早くなります。
参照:http://keepingknowledge.blogspot.jp/2015/03/raspberry-pi-mac-os-x.html



一度 SDカードを取り出してから再度マウントし直します。

$ diskutil eject /dev/disk1
Disk /dev/disk1 ejected

SD カードをセットし直したら、SDカードの /boot/ にsshという空のファイルを書き込んでやります。
以前のバージョンでは ssh はデフォルトで利用出来たのですが、最新バージョンでは出来ないため、予め ssh を利用出来る様にするための処置です。
これをしておかないと、次のステップ以降 Raspberry pi にアクセスする手段が無くなります。

$ echo ”” > /Volumes/boot/ssh

事前処理はこれで終わりですので、SDカードを取り出します。

$ diskutil eject /dev/disk1
Disk /dev/disk1 ejected


5.Raspberry pi での作業に入ります。
電源以外の機材を接続して SD カードをセットします。
SD カードは「カチッ」とは入りません。手応えはないので奥までちゃんと挿入してください。
有線 LANのケーブルもきちんと繋いでください。

これで電源のマイクロUSBを繋げば Raspberry pi は自動的に起動し、DHCP サーバから IP アドレスを取得して有線LANに繋がり、「raspberrypi.local」で繋が様になります。
「raspberrypi.local」で繋がらない場合は、raspberry pi にDHCPで割り当てられた IP アドレスの確認が必要です。

6.Windows の方は TeraTerm などで、Mac や Linux / Unix のかたはそのままターミナルから Raspberry pi に繋ぎます。

$ ssh pi@raspberrypi.local
 または
$ ssh pi@DHCPが割り当てたIPアドレス
と打てば繋がって、パスワードを聞いて来る筈です。
パスワードの初期設定は「raspberry」です。
Password: raspberry
pi@raspberrypi:
と表示されたらログイン成功です。
SSH で最初にアクセスするときは色々聞かれるのですが、全てそのままリターンキーを叩けば OK です。

とりあえずはここまで。

次は raspberry pi の設定ですね。



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