土建業で働く女性“ドボジョ”の悩み「ベテラン男性作業員の嫉妬がひどいんです」

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 しきりにダイバーシティが叫ばれる昨今。職場での男女格差も埋まりつつあると思う人もいるだろうが、なかにはいまだに男女比率が極端な業種も少なくない。そんな現場で働く“職場マイノリティ”たちの悩みを徹底調査した!

◆土建業編(比率:男>女)

 最近では「ドボジョ(土木系女子)」という言葉も広まっているが、まだまだ現場で女性は1人、2人の世界。着替え、トイレ問題など何かと“性別の壁”が付きまとう。

「夏場にTシャツ1枚で作業していたら、現場責任者に『透けちゃうから、あまり男性従業員を刺激するような格好は控えて』と注意されました。実際にレンチ作業しているときに、やたらお尻に視線を感じます」(女性・26歳)

 セクハラまがいの扱いは日常茶飯事で慣れているが、厄介なのは50〜60代のベテラン男性作業員だ。

「資材を運ぶときに『お姉ちゃんに持てるのかい?』と小馬鹿にしてきますが、正直60前後のジジイよりは運べます。軽々と持ち上げてテキパキ作業していると『ったく生意気だな』と舌打ちされたり、嫉妬がひどいんです」(女性・23歳)

 “女が現場を牛耳る”ことに苛立つ中高年作業員はまだまだ多い。

「大型ダンプカー、移動式クレーンの免許も取ったのに、ベテランからは舐められる。そいつらより手当がついて高給取りだから、我慢しますけど」(女性・28歳)

 仕事ができても偏見には打ち勝てず。マイノリティならではの足かせは想像以上に重い。

【ココがつらいよ!】
中高年作業員が、有能ドボジョにジェラシー!

― 業種別[職場マイノリティ]はつらいよ ―