ひらめきの月曜日
2017年2月6日
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一度は経験したかった氷上のワカサギ釣りにいってきました。
凍った湖に穴をあけてワカサギ釣りをしているのを、テレビで何度か観たことがある。ある番組では楽しいレジャーとして、そしてある番組では極寒のチャレンジ企画として。
実際のところ、楽しいのか、辛いのか、どっちなんだろう。どちらにせよ人生で一度は体験してみるべきだろう。氷の上で釣り糸と鼻水を垂らしてこようじゃないか。 ワカサギ釣りの経験なら何度もある凍った湖でのワカサギ釣りは未体験だが、ワカサギ釣りは何度もやったことがあるし大好きだ。食べ切れない程釣ったことも多数。
そう、ワカサギは湖が凍らなくても釣れるのだ。いや、凍っていない湖の方が釣れるとも言えるだろう。 当たり前だが凍った湖で動かずにジッと待つ穴釣りなんて、想像しただけでも寒いし非効率の極みなのだ。 ドーム船と呼ばれる湖上に浮かんだビニールハウスなんて天国ですよ。
手漕ぎボートはちょっと寒いけど、移動しながら群れを探す楽しみがある。
それでも愛好者がたくさんいるのがワカサギの穴釣りの世界。その魅力を知るために一度はやってみたいなと思っていたところ、知人がレンタカーを借りるから明日行かないかとツイッターで参加者を募っていた。
これぞ渡りに船、凍結湖に4WDである。早速申し込みをして、家にある服で考えられる一番温かい恰好をして待ち合わせ場所へと向かった。 マシュマロマンみたいに着込んできた。この日は電車が遅れるほどの強風だったが、それって死亡フラグでは。
いくら厚着をしても不安だったので、重ね着用にカバン1個分の衣類を持参。
参加者は成人男性が7人。7人乗りの車に大人がきっちり7人乗るという珍しいシチュエーションで、目的地である群馬県の赤城大沼を目指す。
湖が厚く凍るくらい寒い場所だから東北あたりまで北上しないといけないと思いきや、都心から2時間半の場所でもできるのだ。さすが空っ風の本場である群馬だ。 これから凍った湖で何時間も釣りをするというのに、私以外がジーンズだった。
サービスエリアでみた天気予報。ほらほら、寒いよ。君ら大丈夫かい?
この旅にタイトルをつけるとすれば、『男7人冬物語』だろうか。
あるいは『ドキッ!意外と薄着!男だらけのワカサギ釣り大会』。 なるほど、確かに湖が凍っている「ワカサギは誰でも簡単に釣れるみたいですよ」「やっぱりその場で天麩羅にしたいよね〜」「たくさん釣れたらさっさと温泉いきましょう!」なんて会話で盛り上がる男達をミチミチに乗せたレンタカーは北へ。
目的地を目指して関越道を北上していくのだが、関東平野には雪がゼロ。群馬県に入ってようやく山のてっぺんに雪が見え出した。 だんだんと山が増えてきましたよ。
山頂に雪があるっちゃあるけど、湖が凍るほどには見えない。
本当に凍結した湖なんてあるのだろうか。なんだか騙されている感があったのだが、高速道路を下りて山を登っていくと、急に道路が白くなり、景色は一気に雪国へと変わっていった。
なんだこの急展開は。これが標高差のマジックなのか。 しばらく進むと道路が凍ってきた。こりゃ普通タイヤじゃこれないわ。
そして除雪が必要なほどの雪国ゾーンに突入。
気温はまさかのマイナス10度。いやさすがにそれは故障か。
そんなこんなで目的地へと到着すると、景色はすっかり銀世界。この広々とした平らな氷が、ワカサギが寒中水泳する赤城大沼なのだろう。
こりゃさぞかし寒いだろうと覚悟を決めて車から外に出ると、防寒対策をしっかりしてきたためか、そこまででもなかった。 本当に湖が凍っているぞとテンションが上がる、それいけ!ズッコケ七人組(多いな)。
早朝と夕方が釣れるらしいが、穴釣りができるのは16時までなのか。
すわ雪男か!と思ったら、穴を開ける際の注意事項だった。
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