キネ旬表彰式　宮沢りえが３度目の主演女優賞

　映画誌「キネマ旬報」（キネマ旬報社）が選出する映画賞「２０１６年　第９０回キネマ旬報ベスト・テン」の表彰式が５日、東京都内で開かれ、宮沢りえ（４３）、柳楽優弥（２６）ら受賞者のほか、サプライズゲストとして芸名を能年玲奈から改名したのん（２３）が出席した。

　宮沢は「湯を沸かすほどの熱い愛」で主演女優賞を受賞。同賞の受賞は０４年以来３度目となった。この日は、出演中の舞台公演終了後に駆けつけ、あでやかなドレス姿でステージに登場。「この賞は映画人にも映画ファンにも特別な賞なので、参加させていただきたいと思いました」と思い入れを明かした。

　余命２カ月の母親役で、「この映画をやらせていただいたのは、私の人生にとって豊かなこと。他の女優さんが嫉妬するだろうな、と思うぐらいすてきな（脚）本だった」と満面笑みを浮かべた。