トップ > 中日スポーツ > 芸能・社会 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【芸能・社会】

吉柳咲良が10代目ピーターパン 最年少タイ12歳

2017年2月6日 紙面から

10代目ピーターパンのふん装を披露する吉柳咲良

写真

 昨年9月の「第41回ホリプロタレントスカウトキャラバン」で史上最年少グランプリを獲得した吉柳咲良(12)が、今夏に上演予定の人気ミュージカル「ピーターパン」で10代目ピーターパンとして女優デビューする。同グランプリ受賞者のピーターパン役は初代の榊原郁恵(57)以来で、年齢も5代目の笹本玲奈(31)と並ぶ最年少タイ。6歳から女優を夢見てきた吉柳が、大舞台で一歩を踏み出す。

 本紙などの取材に吉柳は「12歳でやるのは少し難しいと思ったけどピーターパンの年齢には近い。先輩方に負けないよう、素の自分がピーターパンになれるよう頑張りたい」と気合十分。ふん装姿も初披露し「小さいころから男の子にもなりたかったので夢が一つかなった」と喜んだ。

 ホリプロによれば昨年まで9代目を演じた唯月ふうか(20)の後継者を探していたスタッフが、同キャラバン決選大会で吉柳を“発見”。身体能力の高さや演技力にほれ込み、グランプリ受賞直後の昨年10月に吉柳の実家を訪れて出演を打診した。

 吉柳は同舞台を見たことがなく「当初は私で大丈夫かなと不安もあった」。だが唯月のDVDを見て「やりたいと思った。一番好きなのはフック船長との戦いのシーン。格好良くて繰り返し見た」という。

 祖母の家には空手道場があり、叔父が師範で吉柳の弟も空手を習っている。吉柳も幼稚園時代からジャッキー・チェンのDVDを借りてきて見るほどのアクション好き。「女優になるための1つの武器になる」と習ったヒップホップダンスも決選大会で絶賛された。「ピーターパン」で有名なフライングも「高いところが好きなのでワクワクしてます」と待ち切れない様子だ。

 「けっこうヤンチャと言われるので、ピーターパンのヤンチャな性格も素で楽しめるかな」と自信ものぞかせ、将来の目標は「世界的に売れたい!」と宣言。一方で、大好きなジャッキー・チェンは「共演よりも見ていたい」と普通の女の子らしさもみせた。

 東京公演は7月24日から8月3日まで東京国際フォーラムで。静岡公演と大阪公演も開催予定(日程は未定)。

 <吉柳咲良(きりゅう・さくら)> 本名・柳田咲良(やなぎた・さくら)。2004(平成16)年4月22日生まれ。栃木県出身。身長149センチ。県内の公立小学校に通う6年生。両親と弟の4人家族。特技はダンスと歌。好きな食べ物はセロリとみそ汁。好きな言葉は「負けずぎらい」。血液型B。

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ