退職予定日から逆算してまだ4ヶ月ありますが、上司に退職の意思を伝えました。
退職理由はと聞かれたので、
「田舎で絵の仕事と子育てに専念します」
と伝えると、驚かれたのと同時に一個人としてはとても羨ましいと言われました。
(※息子と一緒にいる時間が一番幸せ。退職後は一緒にいる時間が増える!)
部署のトップの方は、男性の育児休暇取得率が1%にも満たない時代に1年間の育児休暇を取得した方で、僕が育休取得の相談をした時も快くゴーサインを出してくれました。2人の娘さんを持つパパさんでもあり、育児に積極的であることに、とても理解のある上司です。
<表:育児休暇取得率 厚生労働省>
(※上司が育休を取ったのは、平成15年度)
毎日のように定時で上がっても何も言われた事もなく、皆とても協力的な職場。これだけ融通を利かせてくれる職場は他にはないのではと思うくらい恵まれていて、このまま働いていても育児に関しては問題がなかったと思います。
退職の意思を伝えた直後にちょっと寂しさがこみ上げてきた
退職の意思自体は去年から固めていました。あとは会社に迷惑が極力かからないように、報告と手続き等を進めるだけだなと思っていました。
そして上司に伝えた帰り道
「あー、この道を通るのもあと4ヶ月か」
「満員電車ものらなくなるな」
「毎朝すれ違ってたあのおじさんの顔も見なくなるな」
不思議と寂しさが込み上げてきました
良い会社ですが、すごく思い入れがあるわけではなく、いつか絵の仕事に専念する為に辞める時がくると思いながら働いていました
でも、約4年半働いた会社、通勤時の景色は自分の体に染み付いていたようです。上司に伝え、退職が確定したことで、もういつかは見れなくなる景色へと切り替わったみたい。
西新宿のビル群も、
満員の埼京線もあと4ヶ月でサヨウナラ!
※毎朝西新宿に向かう途中の歩道橋ですれ違うおじさん。必ず何かしら尖ったものを逆手でもって前方に突き出して歩いている。すれ違いざまに襲われやしないかと地味に毎回ドキドキする。このアグレッシブおじさんも見ることはなくなるだろう。
委託業務もちょっと続く
上司に退職の意思を伝えた翌日、突然の呼び出し。
何事かと思えば、どうやら僕が古くから担当している案件について、今年度のみ委託として仕事を受けてもらえないかとの会社からの要望でした。
引き継ぎに十分な時間をとったつもりだけど、自分がいないと結構困るらしいので、その案件だけ宮城に引っ越してからも引き続き継続して受けることに。
色々な面でフレキシブルな形態をとれるこの会社のいいところです。でも、そこに甘えてズルズルいかないよう、しっかりと元々の目的である「絵と育児に専念」という方向からズレないようにしなくては。
仕事を辞めて田舎に行くのはのんびりするためではない
先日、自分の考えを代弁してくれているような記事を見つけツイートしました。
自分の気持ちを代弁してくれてるような記事。田舎で暮らすにあたり、ゆっくりとした時間の中で生産性を上げていきたい。 https://t.co/k4LLInjIwS
— ロクパパ (@ekakipapa) 2017年2月3日
地域へ移住した人たちも、生産性を上げる必要がある。
僕自身も、今回田舎に行くと決断したのは「生産性をあげて自分のやりたいこと(育児)をもっと楽しむため」です。
大自然のある田舎でのんびりも時にはいいですが、義理の両親に迎え入れていただけるという恵まれた境遇と、自宅でできる仕事であるというメリットを最大限生かす。
そうして生産性を高めてできた時間で、息子としっかり向き合う。
そういう生活を目指していきます。
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