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【グラニュース】

風間監督流「コンバート」 選手の可能性広げるため

2017年2月6日 紙面から

 沖縄・南風原町で2次キャンプ中のJ2名古屋グランパスは5日、黄金森公園陸上競技場で2部練習した。風間八宏監督(55)はハーフコートのゲームで、本来は攻撃的MFの杉森や和泉をサイドバックで起用。川崎時代にも大胆な「風間流コンバート」を成功させており、常識にとらわれない目で選手の才能を引き出す。

 固定観念にも先入観にもとらわれない風間スタイルが全開だ。午後にハーフコートながらゲーム形式の練習を実施。主力組と見られるチームの選手配置は、昨季までと明らかに違っていた。

 左サイドバックを交代で務めたのは、本来は攻撃的MFの和泉と杉森。さらにFW以外の経験がほぼない永井も、左MFに配置した。既にドリブラーのMF青木もサイドバックで試している。青木が「ちょっと驚いています」と言えば、和泉も「サイドバックはやったことがありません」と苦笑いした。

 風間監督は川崎の指揮官に就任した2012年にも、元日本代表MF稲本をセンターバックで起用するなど、大胆なコンバートを敢行した実績を持つ。今回のポジション変更については「選手の可能性を広げるため」と説明。まだ適性を見極めている段階だが、その試みに風間監督の異端さがにじみ出ていた。

 

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