機会がありJAL国際線ファーストクラスに搭乗して来ました。
ビジネスクラスであればセールやバグ運賃も頻繁に出ますが、ことファーストクラスとなると滅多にそういったお安い運賃にお目にかかることはなく、搭乗へのハードルは高いです。ファーストクラスの運賃をポンと出せるような富裕層の仲間入りをしたい所ですが、現実は中々そうも行かないのでマイレージを上手く使うか、若しくはごくたまにある格安運賃の機会をモノにする必要があります。
そんな中でJALの成田-ジャカルタ線ファーストクラスに搭乗する機会を得ましたので今回はそのご報告。ちなみにジャカルタ線は残念ながら2月28日をもって機材変更に伴ってファーストクラス設定は廃止となります。
成田第一ターミナルからスタート
現在JALはジャカルタ線を成田からダブルデイリーで運航しており、このうちJL725/726便をファーストクラス設定機材のB777-300ERで運航しています(JL720/729はB787-8)。今回はファーストクラス設定機材を選択した為、10時55分成田発の便に乗るべく8時半には成田空港入りしました。
成田はファーストクラス専用チェックインカウンターがありますのでチェックインから特別感を楽しめます。勿論JMBダイヤモンド、JGCプレミア、OWエメラルドでも使用出来ますが、やはりファーストクラスに搭乗する際はテンションの上がり方が違うような気がします。
セキュリティチェックもファストトラックを使ってスムーズに。自動化ゲートで出国審査も一瞬、あっという間にラウンジに到着です。今回は本館3階ファーストクラスラウンジを使用しました。本館3階ラウンジは寿司Barで有名な所ですね。
ちなみに羽田ファーストクラスラウンジのRED SUITEで提供されていたローランペリエ社のシャンパンはサテライトラウンジにあるようで、本館ラウンジにはありませんでした。
フードのラインナップ。内容は羽田ファーストクラスラウンジと殆ど一緒のように思います。オプションのサービスが鉄板(羽田)か寿司(成田)かの違いでしょうか。
朝ごはんを頂きます。機内食も控えていますので控えめに。
食後は窓からボーッと飛行機を眺めたり、マッサージを受けたりしてゆったりと過ごしました。搭乗はサテライト側、81番搭乗口からでしたので搭乗時刻10分前にはラウンジを出て移動します。
国際線ファーストクラス、JAL SUITEとご対面 JL725 NRT-CGK
予定時刻きっかりに搭乗開始、いよいよファーストクラスの座席とご対面。
実はJALの工場見学で座席に座ってみたことだけはあったのですが、やはり自力で搭乗するのとでは感動が違います笑
やはり広いですね。これまでに搭乗したJAL SKY SUITE ビジネスクラスと比較しても桁違いです。
座席の横にはビジネスバッグがすっぽりと収まる巨大な収納もあります。
個人モニターは23インチありますが、遠すぎて少し小さく感じます。テーブルの下にはオットマンがあり、机をずらしてオットマンに座り、同行者と向かい合って食事をすることも可能です。
またオットマンの下にはスーツケースを収納するスペースもあり、オーバーヘッドビンを使わなくても座席周りで収納は完結します。
ウェルカムドリンクはオレンジジュースを頂きました。おしぼりサービスも勿論健在です。白服のチーフパーサーを始め、ファーストクラス担当のFA3名より丁寧なご挨拶をいただきました。本日は8席中7席が埋まっているようです。
機内Wi-fiの無料クーポンも頂きました。JMBダイヤモンド、JGCプレミア会員は国際線Wifiは元々無料なので今回は使用しませんでしたが。Wifiは国内線ほどは安定しませんでしたが、十分快適ではありました。
ヘッドホンはBOSEです。ノイズキャンセリング効果は十分すぎるくらい、抜群でした。
アメニティポーチはLOEWE、思ったより地味でした笑
In Flight Meal
さて安定飛行に入ると早速機内食の準備が始まりました。JALのファーストクラスといえば勿論このシャンパン、1月から投入されたSALON 2006を頂きます。
ただ飲んでみた印象は想像していたよりはだいぶ普通、、でした苦笑
上記の説明にもある通り、2006は他の年と比べてもかなりmildな出来のようですのでそのせいかもしれませんが、期待した程の飲後感はありませんでした。
個人的には前述のLAURENT PERRIERやRUINARTの方が美味しいかなあ、と思いました。以前Krugを飲んだ時にも似たような事を感じましたが、私は貧乏舌なのか、あまり高級シャンパンの味が理解出来ていないようです笑
SALONに合わせてまずはピンチョスから。
パンも頂きました。バターは色んな方のブログで拝見してECHIREかなと思っていましたが変わったようですね。
Amuse-boucheは生からすみと蕪のなめらかなフォンダン
Appetizerはキャビアを選択。卵黄クリームと共に最中に詰めて食べるのがJALの特徴だそうですが、これは普通に食べた方が良い気もします笑
まあキャビアなど地上でこれ程の分量を食べる機会はあまりないですし、美味しいんですけどね!笑
ちなみにご存知の通り、キャビアを食べる際には専用のスプーンで頂くのですが流石JAL、ちゃんと貝殻のスプーンも準備されています。
多くの先輩方のブログを見習って私も恒例のキャビアの重量測定を笑
ドイツ産18gでした笑
サロンを2杯頂きおかわりをお願いしたところ今日のサロンは終わってしまった、との事。あまり飲む方はいないように見えましたが、サロンの提供が1本だったのでしょうか(通常CGK線では2本との噂)??
これからメインでお魚を頂くので白ワインへと切り替えます。チーフパーサーと相談しオススメのBordeauxの白を選択しました。
メイン1皿目はクエを選択。Bouillonと共に頂くのですがこれがまたとても美味しい。これは当たりでした。
メイン2皿目は黒毛和牛のフィレステーキ、贅沢にSauce Périgueuxで頂きます。お肉の焼き加減は少し迷ったのですが機内という事もありレアでお願いしたところ、これは大正解でした。機内食ではどうしても乾燥により肉がパサついて残念な思いをする事が多かったのですが、非常に柔らかく満足できました。
既にかなり満腹ですが、勧められるがままにチーズを。ヤギが苦手なのでそれだけ外して頂きました。ブルーチーズはもう少しクセがある方が好みかなと思いましたが全体的には十分満足です。
デザートはシャーベットと土佐文旦のジュレ。これは何とか別腹でしたが、もうお腹いっぱいで入りません!笑
食後はこれまたJALのファーストクラスと言えば、という有名なQueen of Blue deluxeをワイングラスで頂きました。とても香り高く美味しく頂きました。
食後はパジャマに着替えてフルフラットベッドで仮眠
食後はティーポットで淹れて頂いた紅茶を飲みつつ映画を見ていましたが満腹で眠くなったのもあり、ナイトウエアに着替えている間にベッドメイクをお願いしました。JAL自慢のエアウィーヴを敷いてもらって寝る準備は万端です。日本時間は真昼間ですが、しばし昼寝をして胃と体を休めました。ちなみにナイトウエアはコットン100%と快適で、勿論頂く事が出来ます。
ふと起きたらこんなものが。ファーストクラス搭乗客へのプレゼントのようです。
モニターを見るともうすぐ赤道に到達しようとしています。
乾燥していたのもありフルーツを頂きました。紅茶のカップもファーストクラス仕様です。
降機前にはJEAN-PAUL HEVINのチョコレートをお土産として頂きました。本当はマカロンもあったのですが、まだ満腹で食べる事は出来ませんでしたのでまた今度ですね笑
定刻より早くジャカルタ スカルノハッタ国際空港に到着。現地気温は31度、ボーディングブリッジに降りた瞬間、ムッとした熱気がまとわりつきます。
入国もスムーズであっさりでした。一部ではVOA(VISA on Arrival, USD35)が必要という話も見聞きしていましたが、今回はそういったものも必要無さそうでした。
Bottom Line
以上、今回はJAL国際線ファーストクラスの搭乗記をお送り致しました。今年は幾つかのエアラインのファーストクラス乗り比べを予定していますが、その一発目はJALの上品できめ細かなサービスが随所に感じられ、総じてとても満足のいくものでした。また近いうちに搭乗予定ですので、今度は違うメニューも試しつつ楽しみたいと思います。