土曜の夜に京都のある本屋にいくと、「すばらしい新世界」の新訳版が売られていた。
確か、以前読んだ内容ではフリーセックス推奨で、なんだかんだの酷い階級制度やら、家庭の否定をしているような世界のお話だった気がする。
戦前に書かれた小説であるが、保守的な人間の主張というよりもインターネットで見るリベラルな人が主張しているものに近い気すらする。
なかなか理想というのは難しいというのを突きつけるのだが、その本が並べられている棚の近くを見てくれのいい女3人組が歩いている。
今現在の世界というのも容姿という階級というものがあり「すばらしい新世界」であるのかもしれない。
小説では受精卵のレベルで選別を行っているのだが、今現在は社会で自然とスマートに自ら選別するようになっている。
あぁ、ディストピアだ。
親から多めのカネを貰ったが、自分は「すばらしい新世界」の階級というものからは抜け出せなさそうだ。
そもそも、どうして京都にいるかといえば単位を得るために労働をさせられるためであった。
色々と疲れた。