大統領令停止の仮処分 イランが米レスリング選手にビザ発給
アメリカの連邦地方裁判所が、イランなど7か国の人の入国を一時的に禁じる大統領令の即時停止を命じる仮処分の決定を出したことを受け、イラン政府は5日、大統領令への対抗措置として入国を認めないとしていたレスリングのアメリカ人選手に対して、ビザを発給する方針を明らかにしました。
イラン外務省は、大統領令への対抗措置として、今月16日と17日にイランで開かれるレスリングの国際大会に参加する予定だったアメリカ人選手の入国を認めないと発表していました。
しかし、アメリカの連邦地方裁判所が全米で大統領令の即時停止を命じる仮処分の決定を出したことを受けて、アメリカ人選手にビザを発給する方針を明らかにしました。
イランとアメリカは1979年のイスラム革命のあと断交しましたが、レスリングでは親善試合を行うなどして長く交流を続けてきたことから、イラン国内からもアメリカ人選手の出場を望む声が上がっていました。
イラン政府は、イラン人などの入国禁止措置のほか、トランプ政権がミサイル開発などに関連して新たに個人や企業を制裁の対象に加えると発表した際にも報復措置を取る方針を直ちに明らかにするなど、イランへの圧力を強める方針を鮮明にしているトランプ政権の動きに神経をとがらせています。
しかし、アメリカの連邦地方裁判所が全米で大統領令の即時停止を命じる仮処分の決定を出したことを受けて、アメリカ人選手にビザを発給する方針を明らかにしました。
イランとアメリカは1979年のイスラム革命のあと断交しましたが、レスリングでは親善試合を行うなどして長く交流を続けてきたことから、イラン国内からもアメリカ人選手の出場を望む声が上がっていました。
イラン政府は、イラン人などの入国禁止措置のほか、トランプ政権がミサイル開発などに関連して新たに個人や企業を制裁の対象に加えると発表した際にも報復措置を取る方針を直ちに明らかにするなど、イランへの圧力を強める方針を鮮明にしているトランプ政権の動きに神経をとがらせています。