(ちょっぴりノスタルジック『SMC Takumer 3.5/35』)
前説
折角の休日なのに、雨が降ったせいで撮影の予定が潰れてしまって暇をしています、さなぎです。撮影依頼を、ください……!!
本当ならば、朝から梅を撮りに行って、久方ぶりに撮影記録の話を書こうと考えていたのですが、まぁ天気に見放されました。
なので、今日は家で大人しく積んでいる本でも読もうかなと思っていたところ、『Twitter』でこんな記事が流れてきました。
『Twitter』で交友のあるシゲさんの記事なんですけど、こういう記事って、カメラを買ってから本当に役立つなと思うようになってきまして。
自分の場合、買う前にカメラのISO感度なんてものを知らずに買っちゃってまして、本格的に使うようになってからしか気にしたことがなかったんですよね。
でもISO感度って撮影をする上で、結構必要な知識だったりするんですよね。ノイズが―、とか、明るさがー、とか。
なので、自分もこの記事を丸パク……じゃなかった、リスペクトして、『Canon EOS Kiss X7』でのISO 感度テストを実施しました!
(Nikonユーザーにはおっちゃんさんのをオススメします!)
そもそもISO感度って?
本題へ進む前に、『ISO感度』のお話を。読み方は『アイ・エス・オー・かんど』と読んだり、ローマ字読みで『イソかんど』と読んだりと、読み方は様々。伝わったら良いんだよ! という感じ。
じゃあ、『ISO感度』を変えることでのメリットとデメリットを簡単にまとめると、
メリット
・暗いところでも手ブレを防げる。
暗所での撮影の課題は、『シャッタースピードの設定』です。三脚を立てて大丈夫なところだったら良いですけど、手持ちで撮るにはブレないシャッタースピードにしてあげる必要があります。
暗いところ、例えば屋内や夜だったら、『ISO感度』を上げることによって、シャッタースピードを上げて撮ることができます。
ISO感度を100から200に変える(=一段階上げる)とシャッタースピードも1/60秒から1/80秒(一段階上げる)と変えることができます。
あれ、良いこと尽くめじゃん、と思ったあなた。そう上手くはいかないのでございます。それが次のデメリットです。
デメリット
・ノイズが発生する。
暗所での撮影=ノイズとの戦いだと思っております、さなぎです。(2回目)
おっ、良い感じに撮れた!→帰宅→現像しよっと!→え、ノイズ酷すぎ! という流れが何度あったことか……!(若き日のトラウマ)
ISO感度を上げると、無理矢理に光量を上げることになるので、度々ノイズが発生します。発生しづらい機種もありますが、『Canon EOS Kiss X7』の場合は『ISO3200』がギリギリ許せるラインかなと思います。(個人差があります)
要するに、適切なシャッタースピードと、適切なF値と、適切なISO感度を知って、写真を楽しみましょうということです。
検証
つい昨日買った三脚を立てて、いざ尋常に検証開始!!(二台持ちのメリットはこれだなぁ)
撮影機材は、『Canon EOS Kiss X7』にキヤノン最高の撒き餌レンズ、『EF50mm F1.8 STM』をつけて撮影しています。
なお今回は、もう思い切って、ISO感度全部試してやれ! というノリでやっております。なので、ISO100~ISO25600までの写真が続きます。長いですが、お付き合いください。
ISO100
(ISO100 1/4秒 F5.6)
この辺はまだ余裕ですね。ピントは全部真ん中のダンボーに合わせてます。写真が暗い気がするのは、自分の腕が悪いからです、はい。
ISO200
(ISO200 1/6秒 F5.6)
シャッタースピードが変わってるのは、ISO感度を一段階あげたら一段階上げる、というのを実践しているからです。
でも1/6秒だったら、手持ちだとブレブレになるので、屋内では使えないですね。
ISO400
(ISO400 1/10秒 F5.6)
『ISO300』ってないんですかね、と書いている途中で思いました。
ISO800
(ISO800 1/15秒 F5.6)
一気に、二倍のISO感度に。
ちなみに、F5.6で撮ってる理由は、どこかのサイトに一番画質の良いF値は5.6だと書いてあったからです、たしか。
ISO1600
(ISO1600 1/30秒 F5.6)
この辺りから、少し雲行きが怪しくなってきます。まだ使えるISO感度です。
ISO3200
(ISO3200 1/60秒 F5.6)
上記にもある通り、自分が普段使っている上限ISO感度がここですね。ギリギリまだ大丈夫なラインです。
ISO6400
(ISO6400 1/125秒 F5.6)
あぁ、ザラザラしてきた……。トラウマが蘇ってきた……。これを編集してノイズ軽減したら、のっぺりとした写真になるんですよね。
ISO12800
(ISO12800 1/200秒 F5.6)
このISO感度は自分でも未知の領域です。今までに、ここまで上げたことないです。
当たり前ですが、ISO6400よりもザラザラしてます。紙やすりくらいザラザラです。
ISO25600
(ISO25600 1/400秒 F5.6)
拡張設定で使用することが出来る、ISO25600。触ったらザラザラしそうな写真ですね。たぶん、この設定で撮ることは二度と無いでしょう。
終わりに
手持ちで撮れることに越したことはないですし、設定次第ではISO6400以上もいいかな? と思えた今回の検証。
ある程度の光量があると思える室内でも、きちんとした写真を撮るには適切な設定が必要です。
手ブレを防ぐ方法をしては、ISO感度を上げる他にも、ストロボを使う、F値を開ける、という方法があります。やる機会があれば、それらに関しても触れていきたいなと思っております。
では、長くなりましたが、ここで今回の記事を終わりにしたいと思います。
また次の記事でお会いしましょう、撮影依頼募集中のさなぎでした。
PS.屋外編があるかは未定です。