おはようございます、風邪でダウンし寝たきりのtsugubooksです。
さて、Twitter装幀賞の投票締切が、本日になりました。
今朝は横になったまま本棚を眺めておりました。どれにしよう。
Twitterアカウントさえ持っていれば、誰でも投票できる「Twitter装幀賞」。
ぜひぜひ投票してみませんかー?( ´ ▽ ` )ノ
Twitter装幀賞について
Twitter装幀賞とは
以下、Twitter装幀賞のサイトより引用。
Twitter文学賞があるのだからTwitter装幀賞だってあると面白いだろうな、
という単純この上ない思いつきで始めました。Twitter文学賞は一般のTwitterユーザーたちが
国内外のすばらしい文学作品を選ぶ賞ですが、
Twitter装幀賞は作品内容よりもまずは装幀重視で良い本を選ぶ賞です。
(「Twitter装幀賞はじめました」より)
Twitter装幀賞とは、1年間に出た書物の中ですばらしい装幀の本を1冊だけ、ツイートで投票するブックデザイン賞です。Twitterアカウントを持っていればだれでも投票することができます。
ここで言う「装幀」とは、ただ単に本の書影のみならず、本文の組み方や紙の選び方、本の形や大きさ、さらには印刷の方法までも含めた、いわばモノとしての本を構成するさまざまな要素を含みます。
(「第1回Twiter装幀賞投票方法」より)
投票期間・ルール
<投票期間>
2017年1月28日(土)〜2月5日(日)急いでー!!
<対象となる本>
・奥付が2016年1月1日から2016年12月31 日まで
・日本国内で出版された本
(単行本/雑誌/文庫本/漫画/展覧会図録などなど。翻訳本もOK。電子書籍は対象外。)
<投票上限>
1人1冊のみ。
<投票方法>
・著者名『本のタイトル』(出版社名)
・可能であれば装幀者名
・可能であれば本の画像を添付
・最後に半角でハッシュタグ(#tbd1)を記載
<受付確認>
投票日から3日以内に @tbd_award から受け付けた証としてリプライが届く。
→届かない場合は、ご連絡を!
お気に入りの本に一票を!
装幀賞中の人のオススメ装幀本
2016年に出た本じゃないですけれども。
ここらで装幀賞の中の人が好きな装幀本をご紹介。谷崎潤一郎『春琴抄』(昭和8年、創元社)の復刻版。漆塗りを思わせる真っ黒な表紙だけではなく、中の文章の見栄えや活字のたたずまい(特に冒頭「春琴、ほんたうの名は」の「ほ」!)が絶品です。 pic.twitter.com/CJxGF6eUqp
— ツイッター装幀賞 (@tbd_award) 2017年1月6日
ではでは装幀賞の中の人が好きな装幀本をもう一冊ご紹介。内田百閒&谷中安規『王様の背中』(昭和9年、楽浪書院)の復刻版。小説家と画家が協力してできた書物は数あれど、その可愛らしさにおいてダントツの出来映えだと思います。 pic.twitter.com/GqM8DoCRQB
— ツイッター装幀賞 (@tbd_award) 2017年1月7日
需要の有無は不明ですが、今夜も装幀賞の中の人が大好きな装幀本のご紹介を。『野坂昭如リターンズ』(国書刊行会、2002年〜2003年、画像は第4巻)……装幀までダンディかよ野坂さん! pic.twitter.com/Um2uZsA0SK
— ツイッター装幀賞 (@tbd_award) 2017年1月10日
自分の本棚を眺めてみた
候補の本
※「装幀」「装丁」「デザイン」など、書き方は、それぞれの本の表記にあわせています。
①『抄訳 アフリカの印象』(レーモン・ルーセル×坂口恭平、國分俊宏 訳/伽鹿舎)
ドローイング:坂口恭平
装丁・デザイン:テツシンデザインオフィス&飯田 菜生
表紙を見るとうっすら絵が透けていて。
なんと、カバー裏に絵が描かれているのです。
ぜひ購入してカバーはずしてみてほしい!!
あと、この本文のデザインが好きなのです。
坂口恭平さんの絵と、原文、抄訳が一緒に見られます。
すでに投票されている方が!
『抄訳 アフリカの印象』
— cocacola-Dragon (@cocacola_dragon) 2017年2月1日
著者:レーモン・ルーセル
訳:國分俊宏 挿画:坂口恭平
…そして、これまたアフリカに行ったこともない読者が加わって、摩訶不思議な世界がどんどん広がってゆく…。
アフリカのカカオみたいな表紙が、とても味わい深いです。
#tbd1 pic.twitter.com/7gW92A7vh9
②『赤へ』(井上 荒野 著/祥伝社)
装丁:名久井 直子
装画:ひがし ちか
ひがしちかさんは、清澄白河にアトリエ兼本店を構える日傘ブランド「コシラエル」のオーナー兼作家さん。
「ほぼ日のいい扇子2014」にデザイナーとして参加したり、土曜社から本『3着の日記 meme が旅した RIGA』を出したり(共著)、2015年発売の若松英輔さんの本『悲しみの秘義』で装画を担当したり(装丁は名久井さん。『赤へ』と同じペア!)、
活躍の幅をどんどん広げられています。
これからも、本でのご活躍が見られるのではないかと、わくわく。
③『写真の新しい自由』(菅付 雅信 著/玄光社)
ブックデザイン:SOUP DESIGN
なんで帯ではなく、シールなの・・・!かっこいい!
④『戦争とおはぎとグリンピース』(西日本新聞社)
装幀:中川 たくま
装画:田中 千智
この絵と帯のバランスがなんとも!
阿蘇の310booksさんで一目惚れした一冊。
⑤『絶望読書』(頭木 弘樹 著/飛鳥新社)
ブックデザイン:大島 依提亜
文字のところどころが、涙になっている。大島 依提亜さんの装丁好き。
⑥『静かな雨』(宮下 奈都 著/文藝春秋)
装画:Auguste Renoir/Bouquet dans une loge(SuperStock/Getty Images)
装丁:大久保 明子
薄い白い表紙カバーがなんとも。美しく優しく寂しい感じがして好きです。
対象外だけど、お気に入りの本
昔出た本なので、対象外ですが、大好きな本をご紹介。
◎『本日は、お日柄もよく』(原田 マハ 著/徳間書店)
装幀:高柳 雅人
表紙は文庫本も同じなのですが・・
単行本は表紙カバーをはずすと、お赤飯が!!!!
単行本を売り続けてほしいです。
#tbd1を眺めるのも楽しい
もし、今手元に投票したい本がない・・という方も、#tbd1を見るだけでも楽しいですよー!
何票か入っていた、こちらの本。まだ購入していなかったのですが、ちょっと手に取ってみたくなりました。
堀江さんの本は、『仰向けの言葉』など数冊しか持っていませんが、手元に置いておきたい、丁寧な装幀が多い気がします。紙の手触りもイイ!!!
Twitter装幀賞 #tbd1
— Ryouko (@Ryouko_coffee) 2017年2月3日
書名:その姿の消し方
著者:堀江敏幸
出版:新潮社
装幀:新潮社装幀室
フランスの古物市で出逢った古い絵はがきをめぐる物語。誰かの本棚に何年も眠ったままになっていたかのような、日に焼けたあとや色あせが施されている。古びたもの好きにはたまらない。 pic.twitter.com/uU0B6YfVMc
こちらも何票も入っていた本。綺麗ですねぇ。
Twitter装幀賞
— ぺぎゃ~ (@81981228) 2017年2月2日
書名:天守物語(特装版)
著者:泉鏡花
画:宇野亞喜良×山本タカト
出版:株式会社エディシオン・トラヴィル #tbd1 pic.twitter.com/KTyY9c7q6N
これは購入しようと決めました。スピン(=ひものしおり)がイイじゃないですか!!
【第1回Twitter装幀賞】投票
— 横田充信 (@a_yokota) 2017年2月2日
穂村弘『鳥肌が』PHP研究所
装幀:祖父江慎+藤井瑤(cozfish)
装画:えつこミュウゼ
タイトル通りカバーにぷつぷつと鳥肌が立っていたり、かがり糸を使ったスピンが3本ついていたりして、ぜひ手に取ってほしい一冊です。
#tbd1 pic.twitter.com/hNEjgdMqv1
「Twitter装幀賞」、投票は本日までです!お忘れなく!