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【プロ野球】

WBC辞退…大谷傷心 「今は目標見失っている」

2017年2月5日 紙面から

球団トレーナーと足の状態を確かめながらウオーキングをする大谷=ピオリアで(水足丈夫撮影)

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 【ピオリア(米アリゾナ州)水足丈夫】日本ハムの大谷翔平投手(22)がWBC出場メンバーから外れて一夜明けた3日(日本時間4日)、傷心の思いを明かした。突然の出場辞退となっただけに、侍ジャパン関係者への謝罪も口にした。「悔しいというより、期待してもらっていただけにすごく申し訳ないという気持ち」と悔しげな表情で語った。

 大谷はWBC本戦までに右足首が完治するのを信じてトレーニングに取り組んできた。しかし、辞退となった場合の代替選手への配慮や選考を長びかせないためにも2日夜(日本時間3日)、小久保監督に電話を入れた。状態や調整具合を説明後、メンバーから外すことを伝えられ「ここまで引っ張ったことは申し訳ないです」と謝罪した。

 「(野球日本代表を)小さいころから見てきましたし、ユニホームを着てプレーしたい気持ちはすごくあった。それは今でも変わらない」

 WBCなど国際舞台で歓喜の胴上げに加わることを夢見てきた。「相当気持ちを入れ、優勝したい思いでやってきた。今は目標を見失っている段階。なかなか切り替えるのは難しい」と苦しい胸の内を明かした。

 それでも前を向くしかない。今後はシーズン開幕へ向け全力を注ぐ。痛めた右足首の三角骨はボールをリリースする時に痛むという。リハビリのため、現在は水泳トレーニングを中心に行っている。症状が重ければ手術も考えられたが、吉村GMは「今のところ考えてはいない」と説明。まずは今できるトレーニングに集中し、復帰への道筋を探る。

 

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