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【グラニュース】

楢崎、不惑超えても進化 2次キャンプ始まる

2017年2月5日 紙面から

 J2名古屋グランパスは4日、中部国際空港から春季2次キャンプ地となる沖縄県南風原(はえばる)町に到着した。同町の黄金森公園陸上競技場で練習を始め、この日はGK陣も含めてボール回しのみで終了。GK楢崎正剛(40)は全員に足元の技術を求める風間スタイルを好意的に受け止め、4月に41歳となる自らもさらに進化すると誓った。

 GK陣が一度もキーパーグローブをはめないまま、沖縄初日の練習が終わった。約45分間に渡って、全選手が6対4のボール回しを繰り返した。「タイに比べたら寒いわ」と笑った楢崎の表情は、明らかに充実していた。

 「全体を見れば何となく分かると思うけど、動きの量とか質が上がってきた。キーパー的には忙しいというか、集中しとかないといけない。特にミニゲームだと大変」。フィールドの選手に交じって必死に、そして笑顔でボールを追った。

 「ボールを大事にする」は風間流では絶対のおきてで、それはGKでも同じ。これまでの2部練習でも午前中はグローブをはめず、フィールドの選手と同じメニューをこなすことが多かった。4月に41歳を迎える守護神が「なかなか新鮮やね」と笑うほどに風間スタイルは独特だが、それだけに楢崎は自らが成長する可能性を感じている。

 「監督が代わるたびに、新しいことを吸収したいとは常に思ってきた。今回も自分の成長につなげたい」。シュートを止める技術などが完成された一方、足元の技術は決して高いわけではない。それでもタイでの練習試合ではたやすくロングボールを蹴らず、後方から丁寧につないだ。当然リスクはあるが、「だからといって恐れてやるもんじゃない。それもこのサッカーのうち」。日本一の守護神が苦闘しながら、成長を模索している。

 

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