豊洲市場の建設費 1平米の単価は高級ホテルより高額

豊洲市場の建設費 1平米の単価は高級ホテルより高額
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東京都の都政改革本部の会合が開かれ、豊洲市場の施設の建設費が当初の見込みの2.6倍となったほか、建設費に設備費用などを加えた平米当たりの単価が高級ホテルと比べても高額であることなどが報告されました。
都政改革本部は、1日、6回目の会合が都庁で開かれ、豊洲市場の整備費について報告されました。

この中で、豊洲市場の整備費に占める施設の建設費の割合は平成23年の段階ではおよそ25%で990億円だったのに対して、平成27年にはおよそ47%で2752億円、最終的な費用の見込みでも2574億と、当初の見込みの2.6倍に上ることが示されました。

そのうえで都の特別顧問は、建設費の膨張の理由として当初の計画の甘さのほか、主要な3つの施設について最初の入札が不調に終わり、予定価格が1.6倍に引き上げられたことなどがあると指摘しました。

さらに、主要な施設の建設費に設備費用などを加えた平米当たりの単価は50万円から65万9000円と、高級ホテルの42万円と比べても高額であることが報告されました。

これについて会合を終えた小池知事は「高すぎるというのが改めて抱いた感想だ。途中で止める人がいなかったのか疑問に思う。地下水の水質調査とは別に市場の持続性などについてもチェックする必要がある」と述べました。