2016年12月5日
【訂正連絡】
本日掲載した本ニュースリリースについて、事実を正確に反映していない箇所がありましたので、訂正の上、お詫びいたします。
【誤】「ヨルダン及びレバノンで募集開始」→【正】「レバノンで募集開始」
国際協力機構(JICA)は、11月30日、シリア難民の留学生受入に関して、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のヨルダン及びレバノン現地事務所を通じて募集を開始しました。
本留学生受入事業は、今年5月に日本政府が表明した中東支援策の1つです。JICAは、技術協力の枠組みの中で、ヨルダン、レバノンに逃れているシリア難民の若者を対象に最大100名の留学生の受入を行います。
本事業は、難民支援に知見を持つ国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の協力を得ながら実施するもので、今般、ヨルダン、レバノンのUNHCR現地事務所を通じて募集を開始しました。
今後、応募書類の受領後、JICAや受入予定大学での選考を行い、合格者は2017年9月から日本国内の大学(修士課程、又は研究生)に入学する予定です。
シリア国内での紛争が継続する中、JICAは、本事業を通して、就学機会を奪われたシリア人の若者に教育の機会を提供し、将来のシリアの復興を担う人材育成に貢献していきます。
【プログラム概要】
■プログラム名:シリア平和への架け橋・人材育成プログラム
■目的:平和構築及び内戦終了後の復興、シリアと日本の架け橋となる人材を育成
■受入期間:最大3年間(研究生1年+修士課程2年)
■対象者:レバノン、ヨルダンでUNHCRにより難民登録されたシリア人
■受入人数:最大100名(各年度最大20名×5年次)
■専攻分野:工学、農学、情報通信、経営学、社会科学、日本語・日本文化等
■主な応募要件
・シリア国籍を有している者。
・来日年の9月1日の時点で、年齢が22歳から39歳までの者。
・学士号を取得している者。